1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【日本ハム】新庄監督も「爆発するけど…」と苦笑 腕が問われる後半戦キーマン・清宮幸太郎の起用法

東スポWEB / 2024年7月22日 5時17分

日本ハム・清宮(手前右)に、新庄監督がかける期待は小さくない

日本ハムは43勝39敗5分けのパ3位で、21日に前半戦を終了した。6月中旬に一時調子を落としたものの最後の4カードにいずれも勝ち越し、2019年以来、5年ぶりのAクラスターンを決めた。26日から始まる後半戦のキーマンとして新庄剛志監督(52)が期待するのはこの日、2本塁打を含む4安打3打点と大暴れした「あの男」だ。

ロッテとの前半戦最終戦(ZOZOマリン)は打線が15安打の猛攻を浴びせて10―6の逆転勝ち。今月に入って投打がかみ合い、最後は5連勝で前半戦を締めくくった。

上々のムードの中、新庄監督がさらなる奮起を期待しているのが、チームの主砲候補といわれながら大成していない清宮幸太郎内野手(25)だ。「6番・一塁」でスタメン出場したこの日は7回に勝ち越しの2号ソロ、9回には2打席連続となるダメ押しの3号2ランを放った。

ただ、プロ7年目の今春のキャンプ直前の自主トレ中に左足首を捻挫し、開幕二軍スタートを強いられた。その後、4月中旬に今季一軍初昇格を果たしたものの、不調により5月6日に二軍落ち。先月11日に再昇格を果たしたが、打率2割3分9厘と精彩を欠いている。最後の2試合は先発出場したものの、いまだに一塁、三塁、左翼のレギュラー奪取には至っていない。

だが、新庄監督はその清宮を後半戦のキーマンにする構えを見せている。理由の一つは「攻撃陣のバランス」だ。

長いシーズンを戦う上で打線は水物。攻撃陣には好不調の波が必ず訪れる。現在の日本ハムは打撃陣が好調。特に水谷、郡司、レイエスら清宮とポジションがかぶる選手はいずれも好調を維持している。清宮の出場機会が確約されるかは不透明ながら、調子を落とす選手は必ず現れる。その時こそ清宮の力がチームを支えるピースになると指揮官は踏んでいる。

「(打線の)9人全員が調子いいっていうことはほぼほぼないんで。その見極めと僕が誰を出すかっていうところが(後半戦の)一番のポイントになってくると思うんでね」(新庄監督)

もっとも、清宮はこの日のように「覚醒したのでは?」といった気配を漂わせたかと思えば、突然不調に陥るなど好調の期間が短いことで知られる。指揮官も「爆発するけど…まあ、長続きせんからね」と活躍するたびに苦笑いを浮かべるほど。その一方で「それが彼の長所でも短所でもある」と語るように、いきなり猛打を見せるなど人並外れた爆発力が清宮の魅力だ。

清宮本人も「僕も波が激しいのは分かっていますし。(球宴後も)感覚を見失わないようにしたい」と言葉に力を込めた。「まあ、あとは僕の判断が重要になってくるから」と今後の起用に自信をのぞかせた指揮官。この日描いた巨大な放物線が、今度こそ覚醒への呼び水となるのか見ものだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください