【阪神】ドラ５・石黒佑弥がプロ初登板「登場曲はちゃんと聞けていない」

プロ初登板を果たした阪神・石黒佑弥

阪神のドラ５ルーキー・石黒佑弥投手（２３＝ＪＲ西日本）が、２１日の広島戦（甲子園）で、プロ初登板を果たした。

１０点リードの８回、加治屋が二死を奪った後に、４番手で登板。「緊張したんですけど。福原コーチから『心拍数上げすぎたらいいピッチングできない』と言われていたので。落ち着いて自分のピッチングができるようにいきました」と言い、６番・石原を３球で遊ゴロに仕留めた。

この日は、初めてリリーフカーに乗り、登場曲「決心（ＳＵＰＥＲ ＢＥＡＶＥＲ）」が流れる中でのマウンド。雲のない空には満月も昇っていた。「登場曲はそんなちゃんと聞けていないというか、自分でいっぱいいっぱいだったので。でも、ベンチ帰ってから見渡すと、やっぱすごいお客さんで、月もキレイだったなって（笑い）」と初々しさをのぞかせながら振り返っていた。

もちろん、守備に就く先輩たちの存在も大きかった。マウンドでは大山、中野から「頑張れよ」と声をかけられたといい、「頼もしいというか、とても堅い内野手、外野手の方がいるので。安心して、思いきって投げられました」と感謝した。

昨年のドラフト組では唯一の一軍メンバー。後半戦でも期待がかるが、「これからももっと勝利だったり、セーブだったり。成績や結果を残していきたいです」と力強く語った。