1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

【西武】前半戦で自力CS消滅…チーム再建のカギは「4番不在問題」の解消

東スポWEB / 2024年7月22日 6時17分

厳しい結果に終わった前半戦を総括する西武・渡辺監督代行

西武は21日のソフトバンク戦(ベルーナ)に0―1と今季13度目の零封負け。松井稼頭央監督(48)の休養もあった前半戦を27勝59敗1分けの借金32で終え、56試合を残して自力CS進出の可能性が消滅した。

試合後、渡辺久信監督代行(58)は「今の結果が全て。なかなかチームが機能しなかった。みんな勝とうという意識を持って努力はしているが、結果が伴わなかった。もう過ぎたことなので前を向いていかないといけない。オールスターブレークで前半の検証をしながら後半に何とかつなげていきたい」と総括した。

アギラー、中村剛、平沼、平良、甲斐野ら故障者が続出したことに「ケガ人はプロ野球にはつきもの。その穴をしっかり補えなかった。厳しいチーム状況だが、まだ試合はある。一時期のどうにもならない状態からは脱している。しっかり野球の試合はできているので前を向いていきたい」とこの日の惜敗も含め、要所で決定打が出ない得点力不足を何とか改善したいところだ。

苦しいチーム状況の中でチーム2位の5勝を挙げ、防御率1・70とエース級の働きをしているルーキー・武内をはじめ青山、菅井、渡辺勇と次世代を担う若い先発投手陣には希望の光が見えている。

一方で、シーズン98敗ペースで最下位を独走する低迷の根本的要因は得点力不足。具体的にはクリーンアップが決まらないこと、4番打者がいないことだ。今季ここまで4番に起用された野手は計10人。同様に3番は計11人、5番も計15人と打線の軸が決まらないままチームは歴史的低迷の迷宮に迷い込んだ。

「外国人打者2人(アギラー、コルデロ)には期待していた。それだけのものを持っていると確信して獲ったが…。アジャストできずケガもあり、ほとんど戦力になっていない。後半に向け努力はしていると思う。そこが一つのポイントでもある」(渡辺監督代行)

アギラーはかかとの治療のため渡米しているが、球宴休み中に再来日する見込みだ。現実的に見れば、来季に向けたチーム再建の課題としてまず取りかからなければならないのは4番打者、クリーンアップの形を決めること。軸が決まれば、前後の打順はおのずと決まってくる。得点力が上がってくれば投手陣への負担も減り、勝ちパターンのバリエーションも増えてくる。

まずはこの「4番不在問題」をクリアし、次のステップに進みたいところだ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください