「錦鯉」がＭー１再出撃？ 令和ロマンとの王者対決は実現するか「面白いかもしれないですね」

錦鯉の長谷川雅紀（左）と渡辺隆

お笑いコンビ「錦鯉」が独演会全国ツアー「吾輩はバカである」の追加公演を今月２６、２７日に東京・ニッショーホールで行う。「Ｍー１グランプリ２０２１」で史上最年長優勝を成し遂げてから２年半が経過してもテレビに出続けている長谷川雅紀（５２）と渡辺隆（４６）の２人に話を聞くと、売れっ子であり続けている現在の状況は「いまだに信じられない」と口をそろえた。

全国ツアーでは５月から約１か月半の間に８都市９公演を行った。長谷川は「土地土地で反応が違うのが面白い。（自身が地元の）北海道は友達とか親戚が来てくれるので、それはうれしかったですね」。追加公演については「グッズが余ってるので、それを全部売りたい」と長谷川が言えば、渡辺も「箸が売れてないって。僕らの顔写真が写ってるので口に入れづらいんでしょうね」と笑った。

Ｍー１グランプリで優勝してから２年半が経過したが、その間ずっと売れ続けている。ただ渡辺は「テレビとかに出てることにまだ慣れないです」と言う。

「下積みが長すぎたのか、『テレビに出るなんてことはないんだろう』という思いが染みついちゃってる。優勝から２年半だけど、まだ３か月くらいの感覚。それまで、あまりにも働いてなかったから」

長谷川も「僕も売れてない時期の感覚がこびりつきすぎて、今でも番組で内村光良さんとしゃべったり、有吉弘行さんにツッコまれたりすると、『えっ、これ現実？』と思ったりしますね」と明かした。

Ｍー１は昨年、令和ロマンが優勝し、一気に若返った印象がある。だが渡辺は「あれが本来のＭー１の姿ですよ。若手を発掘するという大会だから、僕らとかウエストランドが勝つ方がおかしい。令和ロマンが軌道修正してくれた」。優勝した時は５０歳と４３歳。史上最年長優勝と騒がれたが、渡辺は「ちょっと申し訳ない気もありました」と苦笑した。

ただ、コンビ結成が遅かったため、結成１５年以内が出場資格であるＭー１にはまだ出場できる。長谷川は「僕が５６歳まで参加資格はあるので、あと４年は出られる。令和ロマンも出るって言ってますからね」。そこで「今年、令和ロマンと戦う気はある？」と水を向けると、長谷川は「いや～」と言いつつ、「ラストイヤー、出たら面白いかもしれないですね」。

Ｍー１では昨年、渡辺が敗者復活戦の審査員を務めた。「最初にオファーが来た時は『えっ、いいの？』って感じでしたね。まあ、あれは無記名投票なので」。一方、長谷川も「僕もオファー待ってます！」と言うが、「昔、家で審査したことがあったけど、やってるうちに『やっぱりこっちの方が点数高いな』とか思って書き直したりして。そうこうしてると最終的に１００点超えちゃって、向いてないなと思いました。〇とか×で審査できるならやります！」。

また長谷川は、８年間遠距離恋愛を続ける彼女がいることを公言。結婚について聞くと「もうそろそろですかね。適齢期なんで」。これに対し渡辺は「適齢期ではない！」とツッコんでいた。