「ザ・ニュースペーパー」福本ヒデ 石丸伸二氏らを風刺画で描く 石破茂氏は陶器に

福本ヒデ作「文句の叫び～東京２０２４～」

社会風刺コントグループの「ザ・ニュースペーパー」のメンバーで風刺画家としても活躍する福本ヒデが「未知との遭遇アート展 第二弾」を８月１日から７日まで京王百貨店新宿店７階のシーズンスペースで開催する。３日、６日、７日の午後１時から５時までは福本が来場予定。

作品の一部を福本自らが解説した。

作品「文句の叫び～東京２０２４～」は、ムンクの「叫び」のパロディー「文句の叫び」シリーズの最新作で、東京都知事選で２位になった石丸伸二氏を描いた。

「驚いているのは都庁から姿を出す小池さん、蓮舫さん。国会議事堂から顔を出した岸田首相もショックを隠しきれません」

作品「ネズミ大統領と傘」は、バンクシーの「ネズミと傘」のパロディーだ。

「バイデンさんの撤退を受けて、トランプさんの１人バージョンも展示することにしました」

そして、作品「考えるイシバ氏」は、ロダンの「考える人」のパロディーで、「９月の自民党総裁選に５回目の出馬をするのか？ 勝算はあるのか？ そんな石破さんを陶器で制作しました。非常に、もろい存在です」と言う。

また、作品「波、かぶらず」について、「政権のバックについているのは、ダンディーなハットでお馴染みのアソウ氏。政権の支持率が低くなろうと、この方は波をかぶることはありません」と語る。

福本ヒデは１９７１年７月１４日生まれ。広島県神石高原町出身。社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」の一員として、全国各地で舞台を中心に活動している。政治コントでは、アベ元首相、アソウ元首相、イシバ氏などを演じている。また、名画のパロディーや風刺画を中心に、百貨店や画廊で展覧会の開催、美術の知識を生かした講座も行っている。