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【熊本競輪FⅠ・熊本競輪再建記念】地元・嘉永泰斗が熊本のファンの前でV「気持ちが入った」

東スポWEB / 2024年7月22日 18時6分

緒方将樹(左)の炎の先行に乗った嘉永泰斗が入魂の走りで地元戦を制した

熊本競輪FⅠ「令和6年能登半島地震復興支援競輪 熊本競輪再建記念」は22日、最終日を行った。8年4か月ぶりの本場開催の締めくくりとなる決勝12Rは緒方将樹に乗った嘉永泰斗(26=熊本)が北井佑季の猛追を退けて優勝。再建第一弾のウィナーとしてその名を刻んだ。なお11RのA級決勝は松本秀之慎が制し、地元勢のアベックVが決まった。

地元エースが肝心要の大一番で結果を出した。決勝はGⅠウィナーの北井佑季が立ちはだかる激戦だったが、緒方将樹が北井の十八番である前受けからの突っ張り先行で気力を振り絞ると、嘉永は気持ちに応える番手まくりで追い迫る北井を振り切った。

「地元の声援を初めて受けて走った3日間でした。これが地元なんだ、って雰囲気を味わえたし気持ちが入った。緊張感が今までにないぐらいすごかったですけど(笑い)」とホームのファンの歓声に感無量の面持ちだった。

直前の11Rで行われたA級決勝を制した松本の流れをつなぎ見事に地元大団円で決着。競輪再建を祝うにふさわしい最高の形で〝熊本劇場〟は終幕した。

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