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【巨人】岡本和真 ライバル球団も驚く前半戦の〝献身守備〟「普通は拒否したっておかしくない」

東スポWEB / 2024年7月23日 5時8分

前半戦、攻守でチームをけん引した巨人・岡本和真

〝便利屋の主砲〟がG快進撃の立役者だ。巨人の阿部慎之助監督(45)が22日に都内の読売新聞東京本社を訪れ、山口寿一オーナー(67)へ前半戦終了の報告を行った。

球宴前までを46勝38敗5分けで終え、2位の広島に1ゲーム差をつけて首位ターン。セ・リーグ5球団すべてに勝ち越しを決めるなど、最高の形で締めくくった。山口オーナーは、就任1年目ながら健闘中の〝ルーキー指揮官〟を「近年のプロ野球の傾向を踏まえたチームづくりを就任時から考え、ブレずに進めてくれたことがいい結果になっていると思います」と称賛。阿部監督も「今後のチームのことだったりとかを話させていただいた。すごくいい時間でしたよ」と振り返り、約1時間に及んだ会談の手応えを明かした。

開幕から不振に苦しみ続けていた打線は、指揮官が柔軟な発想とともに新たなチームづくりを根気強く進めたことで完成間近。大城卓を一塁へコンバートし、好調の若手捕手・岸田とのスタメン両立が可能になった。さらには打順も丸―吉川―ヘルナンデス―岡本和―大城卓と5番まで強力なラインアップを固定させ、機能している。

そんな中でも、主砲・岡本和真内野手(28)が周囲に与える好影響は絶大だ。打ってはここまでリーグトップの54打点、本塁打も同2位の16本と4番の名に恥じない活躍で打線をけん引。そしてほとんどクローズアップされてはいないが、実は守備での存在感にも高い評価が与えられている。

ライバル球団関係者は岡本和について「昨季途中まで三塁を本職としながら、先輩・坂本の三塁コンバートに伴って一塁へ転向したが、それも難なくこなしている。左翼の守備だって文句なくやってるんだから驚きだ」。今季2戦で外野守備に就いた点を高く評価し「まだ若いとはいえ、普通だったら拒否したっておかしくない。懐が相当大きいと思う。あの打力で〝マルチポジション〟なんだから、うらやましい限り」とも述べ、主砲兼ユーティリティープレーヤーの岡本和にせん望のまなざしを向けている。

攻守両面で大きく貢献し、指揮官の采配の幅を広げている背番号25。後半戦も阿部巨人の躍進を支えるキーパーソンとなりそうだ。

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