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【ノア】齋藤彰俊 11月に引退 平成維震軍に感謝の思い「自分がプロレスラーになった場所」

東スポWEB / 2024年7月23日 5時9分

平成維震軍の旗を持つ齋藤彰俊。左は越中詩郎(1995年)

11月に現役を引退するノアの齋藤彰俊が、往年の名ユニット「平成維震軍」への感謝の思いを明かした。

11月17日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会での引退試合が決まった齋藤は、1990年12月20日のパイオニア戦志・愛知大会で金村ゆきひろを相手にデビュー。W★INGマットを経て、空手家として新日本プロレスに乗り込んだ。抗争を経て92年には越中詩郎、木村健悟、青柳政司と「反選手会同盟」を結成。後に小原道由と後藤達俊、ザ・グレート・カブキ、野上彰(AKIRA)が加わり、平成維震軍と改名した反体制派集団は、歴史に残る名ユニットになった。

齋藤は「年月という部分では8年もないくらいでしたが、最初にいろいろなことを教えてもらった。受け身とかレスラーはこういうものだと。育ててくれたのはそこですよね。自分がプロレスラーになった場所かもしれません。それがいまだに、知らず知らずのうちに体にしみ込んでいます」と振り返る。

現在は潮崎豪、モハメドヨネ、小峠篤司、Hi69と「チームノア」として活動するが、どこかしら平成維震軍と通じるところを感じている。

「『チームノア』を主役にも脇役にもなれると言ったんですけど、維震軍もまさしくそういう感じだった。あのころnWoはかっこいいチームで、維震軍は商店街のオヤジの集まりと言われましたけど、そういう人間臭さとすべてに恵まれてなかったところでやり遂げたところが魅力だったのかなと思います」

平成維震軍時代、齋藤は旗持ちとして「覇」の文字が書かれた大旗を振り回した。「齋藤イコール旗」というイメージが強く残り、スポンサーが「チームノア」の旗を進呈してくれたという。

「旗を振って入場するとみんなの心も盛り上げるところがあると思う。そういったところに、維震魂はあるんだろうなって思いますね」

平成維震軍に所属した恩恵は他にもある。東京・六本木の高級ホテルで「今後の維震軍をどうするか」という会議が行われたことがあった。終了後、越中の高級車「センチュリー」で駐車場を出ようとすると、都内の一等地ということもあり、高額な駐車料金を請求された。すると後部座席の窓を開けたスキンヘッドにサングラス姿の後藤が「おう、もうちょっとまけられんか?」と言うと、なぜか駐車料金が無料になったという…。

平成維震軍メンバーで、現役を続けているのは今年デビュー45周年の越中とAKIRAだけ。齋藤は「維震軍には感謝があります。機会があれば、引退の前に何かという気持ちはありますね」と静かに再会を心待ちにしている。

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