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バイデン米大統領 来年1月までの職務遂行にこだわる背景…辞任ならカマラ・ハリス氏が継承

東スポWEB / 2024年7月23日 6時15分

バイデン米大統領(右)とハリス副大統領(ロイター)

再選を目指した民主党のバイデン大統領(81)が21日、X(旧ツイッター)で撤退を表明し、共和党の大統領候補トランプ前大統領(78)に対抗する民主党の大統領候補としてカマラ・ハリス副大統領(59)を支持した。撤退論はこれまでもささやかれ続けてきたが、ついに決断。一方で「今すぐ大統領を辞めるべきだ」との意見も上がっている。

バイデン氏は2期目の再選を目指さないことが「国にとって最善の利益」であると認めつつも、来年1月の任期終了まで大統領を務めることを宣言した。

米事情通は「家族と一部の側近以外、民主党関係者はバイデン氏がXに投稿するまで、撤退のことを知らない人ばかりでした。長年、バイデン氏を支えてきたスティーブ・リケッティ氏とマイク・ドニロン氏が20日、衝撃的な世論調査のデータをバイデン氏に示したことで、決断に至ったといわれています」と語る。

バイデン氏がハリス氏を支持したからといって、自動的に指名されるわけではない。「ハリス氏はバイデン氏の選挙資金を引き継げるし、演説がうまく、検事経験がありトランプ氏との論戦で引けを取らないとみられています。しかし、党内で不人気といわれています。移民問題を任されたのに成果を出せていないなど、実行力を疑問視する声が出ている。人種、性別、キャリア形成などについてリベラルな民主党内でも一部が反発しているという報道も出ています。他に有力候補の名前も数人出ています」(同)

また、米メディア「アクシオス」は「バイデン氏が大統領職を辞任していれば、ハリス氏は米国初の女性大統領として選挙戦に参戦することとなり、候補者リストのトップに躍り出るはずだった」と指摘。バイデン氏が大統領を辞任すれば、副大統領が継承するからだ。

共和党議員などから「バイデン氏が大統領候補にふさわしくないのであれば、大統領としてもふさわしくない。今すぐ大統領を辞任すべきだ」との声が出ている中、なぜバイデン氏は「残る任期にかけて大統領としての職務を全うする」として大統領にこだわるのか。

一部の米メディアは「ギリギリのタイミングで、息子のハンター・バイデン氏に恩赦を与えるのでは」とみている。ハンター氏は6月に薬物使用、銃所持などに関して有罪評決を受けた。判決期日は設定されていない。

当時、バイデン氏は現職大統領として司法判断を尊重し、「ハンター氏に恩赦を与えない」「減刑もしない」と強調していた。しかし、歴史的な撤退をした後となれば、考えを変えるかもしれない。

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