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【名古屋場所】大の里が5敗目 九重親方は「腰が高い」と厳しい分析

東スポWEB / 2024年7月23日 20時2分

琴桜(手前)の上手投げに屈し大の里は5敗目

大関挑戦へ、試練が訪れた。大相撲名古屋場所10日目(23日、愛知県体育館)、新関脇大の里(24=二所ノ関)が大関琴桜(26=佐渡ヶ嶽)に、上手投げで屈して5敗目。取組後は「攻めきれなかった。残り5番というか何事も経験だし、この状況だし…。また明日、完全に切り替えます」と肩を落とした。

新小結だった夏場所で史上最速Vを達成。連覇なら大関昇進の可能性もあったが、これで無敗の横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)とは5差に開いた。今場所で2桁勝利を挙げれば来場所も大関とりに挑戦できるが、それも厳しい状況になってきた。

審判長を務めた九重親方(元大関千代大海)は「(大の里は)まだまだでしょ。今場所に限って勝てない。師匠(二所ノ関親方)も教えているだろうけど腰が高い。負けている時は自信がないように見える」と厳しく分析。その上で「(夏場所で優勝して)相撲を覚えられていますからね。2ケタ(勝利)とか数字にこだわる前に、負けない相撲を。横綱(照ノ富士)は相撲を覚えられても負けない」と今後に期待を寄せた。

11日目はその照ノ富士との一番。先場所で初めて横綱を撃破した。秋場所(東京・両国国技館)での大関挑戦につなげるために、一つも星を落とせない状況だ。大きなプレッシャーがかかる状況だが、大の里は「対戦相手も決まっているし。また明日気合を入れて頑張ります」と前を向いた。

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