Ｆ―１グランプリ誘致の切り札は近藤真彦 大阪観光局が名古屋のコモドドラゴンに〝対抗心〟

「大阪観光局記者会見」に出席した溝畑理事長

大阪観光局の溝畑宏理事長が２３日、大阪市内で「大阪観光局７月度記者会見」に出席した。

会見では、１月に大阪への「Ｆ―１グランプリの誘致」を目指すことを発表。モータースポーツの理解促進と機運醸成を目的に「大阪モータースポーツ推進協議会」を発足させ、有識者として歌手で俳優の近藤真彦を招く。

溝畑理事長は近藤を招く理由について「モータースポーツに長く携わっておられ、レーサーとしてもご経験をお持ちです。また、発信力もある。大阪に誘致するにあたりさまざまな形でご協力いただけるのではないか」と説明。続けて「自由に意見を述べていただいて、それを今後のＦ―１誘致に戦略として盛り込んでいきたい」とした。

最後に、河村たかし名古屋市長が２１年４月にマニフェストで発表し、長年誘致活動をしてきた、コモドドラゴンについて言及。

実際にコモドドラゴンが今月１８日に名古屋の東山動植物園に到着すると、Ｘにトレンド入りするなど話題となっている。

それについて同理事長は「今回、コモドドラゴンを誘致されたことは非常に画期的だと思います。我々もＦ―１を誘致しておりますが、コモドドラゴンに負けないスピーディーなレースを作るよう頑張ります。コモドドラゴン、おまえには負けないぞ」とユーモアたっぷりに宣言した。