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【新日本・G1】内藤哲也 初白星は必然だったのか…6月札幌で屈辱「はいジェイク!」事件

東スポWEB / 2024年7月24日 5時12分

ジェイク・リー(左)に延髄斬りを見舞う内藤哲也

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」23日広島大会のAブロック公式戦で、IWGP世界ヘビー級王者の内藤哲也(42)がジェイク・リー(35)を下し、初勝利を挙げた。連敗発進で連覇へ苦しいスタートとなった前年度覇者だったが、〝ホーム〟広島で逆転ののろし。その裏には6月の「ALL TOGETHER(AT)」(札幌)の夜に起きた屈辱の「はいジェイク!」事件があった――。

開幕から厳しい戦いが続く内藤は、この日もジェイクの猛攻にさらされた。デスティーノをジャイアントキリングで防がれると、ハイキックでダウン。万事休すかと思われたが、チョークスラムを起死回生のデスティーノで切り返し、逆転の3カウントを奪ってみせた。

ATでのシングル戦で勝利を収めたジェイクのリベンジを許さなかった格好だが、実は今回の公式戦には内藤の方にも期するものがあった。何かが起きる札幌で〝事件〟が発生したのは、ATが終わったその日の夜だ。知人たちと飲食店で祝勝会を開いていた内藤の近くのテーブルには、ジェイクのグッズを身にまとった数人の女性ファンたちが座っていた。

内藤の存在に気づいたファンたちは一様に「やだカッコイイ!」と黄色い声を上げ、つい先ほどジェイクを撃破した宿敵に手のひらを返し始める。「今日で〝推し変〟しました!」と何やら薄情なことを言い出すと、店内で写真撮影をおねだり。その熱心な要請に内藤も「仕方ないなあ」と席を立ちつつも、まんざらでもない様子で快諾した。

ところが、いざ撮影となるとファンたちは「はいチーズ!」ではなく「はいジェイク!」と、実際はまったく内藤になびいていない掛け声とともにシャッターを押したのだ…。それにしても、あっけに取られてテーブルに戻ってきた内藤の苦々しい表情は最高だった。

札幌ではまんまと手玉に取られて勝利の余韻を台なしにされていた内藤だったが、〝ホーム〟広島で見事にやり返した。「あれだけ熱心なファンがいるということは、改めて魅力的な選手なんだろうなというのは思いましたね。しかも東京から来てたお客さまたちでしたから。あれはすごいですよ」とジェイクを認めつつも「あの時のお客さまたちは、俺の闘志に火をつけてしまったことを後悔しているかもしれないですね。でも、まあいいでしょう。なにせ俺と写真を撮れたわけだからね」と不敵な笑みを浮かべた。

待望の初日を挙げたとはいえ、黒星先行で厳しい戦いが続いていることには違いない。「俺に余裕はないよ。まったくないよ。でもそんな状況がうれしいし、ワクワクしてしまう自分がいるんでね。全選手、目の色を変えて俺の目の前に立ってくれよ。その勢いを俺は思い切りはね返してやるぜ」と豪語した内藤が、徹底マークを振り切って頂点へ突き進む。

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