1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

「丸ポーズ」「代打・床田」を繰り出した全セ・岡田監督が見せつけた〝妖怪級〟の存在感【オールスター】

東スポWEB / 2024年7月24日 5時19分

2ランを放った丸を「丸ポーズ」で迎える(左から)岡田監督、三浦監督、新井監督

「マイナビオールスターゲーム2024」第1戦が23日にエスコンフィールド北海道で行われ、阪神・岡田彰布監督(66)率いる全セが11―6で全パを圧倒した。全セの指揮官として3度目の球宴となった虎将は「何とかセ・リーグの力を見せつけたかった」と笑顔。今回も「丸ポーズ」「代打・床田」「牧への事情聴取」などさまざまな話題を12球団のファンに提供し〝妖怪級〟の存在感を見せつけた――。

「何だかもう妖怪みたいですね」。北の大地で行われた夢の一戦を見守ったNPB関係者は、心からの敬意を込めて12球団最年長指揮官の存在感をこうたたえた。

この日のハイライトは3発を含む計10安打の超集中打で全セが一挙9点を挙げた2回の猛攻劇。普段は宿敵の巨人・丸が右翼フェンスを悠々と越える2ランをマークすると、日頃はパフォーマンスを好まないことで知られる岡田監督もベンチで「丸ポーズ」を作り、殊勲の背番号8を祝福した。丸本人も「僕の中で非常に宝物になった。なかなかそんな機会もないと思うので」と厳格な老将のセレブレーションに驚きを隠すことができなかった。

また、9回の攻撃では広島の左腕・床田を代打として打席に送るサプライズまで披露。床田は155キロ直球を見事に捉える右前打で期待に応え、客席を大きく沸かせた。

試合後に「丸ポーズ」について問われた岡田監督は「アレはな『丸せえ』言うたからな。新井と三浦が」と照れ笑い。床田のサプライズ代打についても「(全パ先発の)山崎もスタメンでDHに入っていたからね。新井監督からの推薦で」。いずれも参謀役として脇を固めてくれた広島・新井監督、DeNA・三浦監督のアドバイスを受け入れた上でのことだったと明かした。

新井監督とは第1次岡田政権時の2008年にタテジマの「指揮官と選手」という間柄で同じ釜の飯を食った間柄。三浦監督は、実父が岡田監督の後援会のメンバーだった縁もあり幼少期から交流がある。この日の全セ首脳陣はまさに「岡田一家」とも呼ぶべき構成だった。

第1次政権時の04年から08年は阪神、巨人、中日の3チームが毎年のようにAクラスを独占していたため、球宴の全セベンチは岡田監督、原監督(巨人)、落合監督(中日)からなる特濃の名将3人が何度もその日限りの〝呉越同舟〟を楽しんできた。あれから15年以上の時がたち、落合監督は既に球界の第一線から引退。計17年間、巨人の監督を務め球団史上最多となる指揮官通算1291勝を挙げた原監督も、ついに昨季限りでユニホームを脱いだ。それでも岡田監督は今もなお球界の最前線に立ち続けている。

この日の試合前練習中には、DeNAの主砲・牧と約5分間、言葉を交わす一幕も見られた。会話の内容は長い打撃不振に悩む虎のヤンチャ小僧・森下の〝トリセツ〟について。牧と森下は中大の先輩と後輩という間柄。「そらアイツ(牧)しか分からん部分があるからの。大学の時のことは分からへんから。あんまりええ返事はなかったわ(笑い)」(岡田監督)

球団史上初となる連覇へ向けて、森下の復調は極めて重要なチーム課題。日頃は虎の背番号1に対して辛らつな発言も多い岡田監督だが、やはり23歳の若武者の将来を強く案じているのだろう。第2次政権も今年が2年契約の最終年。24日の球宴第2戦(神宮)は虎指揮官の〝最後の球宴〟となるのだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください