【ＷＷＥ】「ワイアット・シックス」謎の女性が〝素顔〟公開 ハウディーはゲイブルから戸澤陽を救出！

チャド・ゲイブル（右下）をシスターアビゲイルでＫＯしたアンクル・ハウディ―(©WWE)

ＷＷＥに突如現れた怪奇派集団「ワイアット・シックス」が、何と戸澤陽（３９）のユニット「アルファ・アカデミー」をまさかの救出だ。

昨年８月に３６歳の若さで死去したブレイ・ワイアットさんの遺志を引き継ぐ５人の怪奇派集団は、不気味なマスクで正体を隠している。リーダーの「アンクル・ハウディー」はワイアットさんの実弟ボー・ダラス、巨体の仮面男はワイアットさんの盟友だったエリック・ローワンとみられるが、２２日（日本時間２３日）のロウ（ウィスコンシン州グリーンベイ）ではメンバーの一人、謎の女性がＶＨＳテープの映像で登場した。

「自分の姿を見ろ、自分自身を見ろ」などの音声とともに仮面の下の〝素顔〟も初めて見せた。画面では確認できるのは…どうやらニッキー・クロスのようだ。最高峰のＷＷＥ女子王座やＷＷＥ女子タッグ王座を獲得した実力者で、スーパーヒーローキャラの「ニッキーＡＳＨ」としても活躍した。それが突如泣き始め、超高音で叫んだところで、映像は終わった。

一方、戸澤は盟友オーティス、エグゼビアー・ウッズとのトリオでカリオン・クロス＆オーサーズ・オブ・ペイン（アカム＆レーザー）と激突。得意の空中弾を出して奮闘するも、最後はウッズがクロスに仕留められた。試合後、リングに残ったオーティス、戸澤、マキシン・ドゥプリの前にクリード兄弟（ジュリアス＆ブルータス）を従えたチャド・ゲイブルが登場した。ユニットリーダーとして戸澤らを熱血指導してきたが、突然凶暴化。パワハラと体罰で戸澤らを苦しめてきた。あまりの理不尽さに、１か月ほど前にオーティス＆戸澤＆マキシンから三くだり半を突き付けられていた。

ゲイブルは戸澤らに「このチームに加われ。ワイアット・シックスはお前ら全選手を狙っていることを忘れるな。俺たちに加われば、少しは守ってやるよ」と言ってのけた。実際はゲイブルだけが怪奇派集団に狙われているのだが…。これにオーティスは「ノー」を突き付けると、ゲイブルの合図でクリード兄弟がオーティスと戸澤に襲い掛かった。戸澤はブルータスにスープレックスで放り投げられ、場外に転落した。

クリード兄弟は２人がかりで場外のオーティスを暴行。その時だ。会場が暗転して、またまたあの怪しいリズム音が流れた。花道にはニッキーらしき謎の女性を先頭に、ワイアット・シックスの４人が出現。リング内ではゲイブルが身構えると大歓声が上がった。ゲイブルの後ろに、ハウディーが立っていたのだ。観衆が騒然となる中で、ハウディーは振り向いたゲイブルをキャッチして、シスターアビゲイルの体勢に。そのまま豪快にワイアットさんの必殺技をさく裂させ、ゲイブルの顔面をマットに叩きつけてみせた。

衝撃の一発でパワハラ男をノックアウト。ハウディーは、ワイアットさんと同じようにひざまずき両手を掲げて「ウォー！」と叫んだ。その声は、先週ゲイブルから暴行を受けたボー・ダラスそのものだった――。

この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。