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堀内恒夫氏が交流進む球宴に「時代が変わった」 当時は「居心地が悪い」「いい思い出がない」

東スポWEB / 2024年7月24日 17時55分

堀内恒夫氏

巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏(76)が24日、自身のブログに新規投稿し、オールスター戦についての思い出をつづった。

日本球界はオールスターブレークに入り、この日まで2日間の日程で「マイナビオールスターゲーム2024」が行われる。前日23日はエスコンフィールド北海道で全セが全パに11―6で大勝。巨人のエースとして1968年から75年まで8年連続を含む球宴に9度出場した堀内氏は「盛り上がっているところで申し訳ないけど」と前置きした上で「俺ね、オールスターゲームっていい思い出がないんだよね(笑) まず、巨人軍の選手は他チームの選手と交流しちゃいけないから同じベンチにいても居心地が悪いよね(笑)」と当時を懐かしんだ。

全セの一員でありながら普段はライバルとして戦う他球団選手との交流はご法度…。チームでありながら巨人の選手以外は近くて遠い存在だったという。また、選手側だけでなく各チームから集められた「スター選手」たちを故障させてはいけない監督の苦労も間近で目にした。

「川上哲治監督が選手を起用するのにものすごく神経を使ってね。例えば他チームのピッチャー 投げさせたら投げさせたらでシーズンに影響するように使ったとか後から言われちゃう。だから、巨人の選手に皺寄せがくるんだな。それが嫌でね(笑)」

他球団から〝難癖〟をつけられるくらいなら自軍の選手に負担をかける。傷つけてはいけない選手たちを扱う気苦労は相当なものだったようだ。

さらに、堀内氏は「交流戦がない時代だったから常に日本シリーズを意識させられてたっていうのかな。優勝しそうなパ・リーグのチーム その中心選手を見定める そういう時間だったね」としつつ「時代が変わったことをすごく感じるよ」。

昨今の日本球界は交流戦が導入されたことでセパの接点が増えただけでなく、球団やリーグの垣根を越えて日本代表チームが結成される機会も増加した。そのため、オフの自主トレでライバルチームの選手とともに汗を流すケースも多く、堀内氏が体験した〝私語厳禁〟のような風潮は皆無。前日も山川(ソフトバンク)や牧(DeNA)が本塁打を放てば、ナインが総出で一緒にパフォーマンスを行った。

セパのチームが戦う場が球宴か日本シリーズしかない時代を生きてきた堀内氏は、時の移ろいを感じずにはいられなかったようだ。

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