【パリ五輪】開会式セリーヌ・ディオンのギャラは１曲３億円 ＤＪデヴィッド・ゲッタは出演せず？

セリーヌ・ディオン（ロイター）

パリ五輪は２６日（日本時間２７日未定）に開幕。２３日にはカナダの人気歌手セリーヌ・ディオン（５６）がパリ市内で目撃されるなど、開会式の出演者をめぐる情報が飛び交っている。

映画「タイタニック」の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」や、「パワー・オブ・ラブ」「イッツ・オール・カミング・バック・トゥ・ミー・ナウ」などの大ヒット曲で知られるセリーヌは、かねて開会式出演が取りざたされてきた。米ニュースサイト「ＴＭＺスポーツ」は「情報筋が語ったところによると、彼女は金曜日（２６日）にステージに立つ準備を整えている」と報道。さらに情報筋の話として「彼女は高額の報酬を受け取るそうだ。２００万ドル（約３億１０００万円）！！！ ちなみにそれはたった１曲に対する報酬だ！」と驚きのギャランティーを伝えた。

パリ五輪は環境に優しい大会の実現を目指して簡素化を進めているが、開会式は別物のようだ。

一方、フランスの誇る世界的ＤＪで日本でも人気の高いデヴィッド・ゲッタ（５６）は、出演しない方向だという。今月初めにゲッタは、ＡＦＰ通信の取材に「答えがわかるなら、教えてほしい。全く理解できない。私はアーティストであって、ＤＪではない。だけど、誰も私に電話をかけて来なかった」と、出演オファーがないことに不満を表明した。

フランス大手紙「ル・モンド」などによると、これに開会式の芸術監督を務めるトーマス・ジョリー氏は「私たちはアルバムの売上数だけで、芸術的方向性を決めているわけではない。デヴィッド・ゲッタが芸術としてやっていることは、私たちがやりたいこととは全く関係ない」とコメント。世界的な知名度ではフランス一のミュージシャンも、〝落選〟となったようだ。

また、「アフロポップ」をけん引し欧州やアフリカで圧倒的人気のフランス歌手アヤ・ナカムラ（２９）は、マクロン大統領から開会式でのパフォーマンスを要請されるなど出演を確実視されている。だが、西アフリカのマリ出身ということで極右政党からの攻撃にあっており、人種差別問題に発展している。