度会隆輝が２安打２打点「次は敵になってしまうのが悲しい」【オールスター】

タッチアップしなかった三塁走者・サンタナへアピールする度会

球宴でも持ち前のハツラツぶりが光った。新人として唯一選出されたＤｅＮＡのドラフト１ルーキー・度会隆輝外野手（２１）が２４日の「マイナビオールスターゲーム２０２４」第２戦（神宮）に「８番・右翼」で先発出場し、４打数２安打２打点の活躍で上々の球宴デビューを飾った。

この日は元プロ野球選手の父・博文氏も試合を観戦。息子の勇姿を見つめる中で度会の最初の打席は２回一死満塁の絶好機で回ってきた。藤井（楽天）の高めの直球を捉えると鋭い打球が左翼へ。犠飛には十分な飛距離だったが、下半身に不安を抱える三塁走者・サンタナ（ヤクルト）は塁上から動かず。これには笑顔で指を差してアピールだ。このシーンについて、度会はサンタナから「今度ディナーをごちそうするよ」と〝埋め合わせ〟のお誘いを受けたといい「高い焼き肉をお願いしました」と明かした。

６回には球宴初安打となる三塁内野安打を記録すると、８回には左中間を破る二塁打を放ち、二塁塁上では笑顔でダブルピースをしてみせた。度会は「超一流の方が周りにたくさんいたので、本当にいい経験になりました。すごい選手は性格も超一流なんだなと気づいた」と一流の世界をすっかり堪能した。

「この２日間仲間になったことで次は敵になってしまうのが悲しいですけど、また一緒に楽しく戦えるように自分も頑張りたい。この素晴らしい場所は（今後も）来なきゃダメな場所なんで」

その言葉を実現するためにもまずは後半戦で結果を残していきたい。