【新日本・G1】春夏連覇狙う辻陽太 内藤哲也へのリベンジの舞台は「両国に決まってるじゃないですか」
東スポWEB / 2024年7月25日 5時6分
新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」で初優勝を狙う「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」辻陽太(30)が、春夏連覇からの秋戴冠プランを明かした。春の「NEW JAPAN CUP(NJC)」覇者が同年のG1を優勝すれば史上初の快挙。偉業達成後にIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)へのリベンジをもくろむ舞台は――。
Bブロックから頂点を狙う辻は初戦でKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)に敗れるも、2戦目でIWGP GLOBALヘビー級王者デビッド・フィンレーを撃破し、ここまで1勝1敗。「去年も今年も初戦で外敵との公式戦が組まれたのは新日本から俺への期待の表れだと思うんです。それを2回も裏切ってしまったことにはふがいなさを感じますね。ただ2戦目でフィンレーに勝てたのは大きいです」と優勝候補との連戦を振り返った。
もちろん竹下へのリベンジも諦めていない。幸いにも今年は上位3選手が優勝決定トーナメントに進出できる。「俺も負けたまま引き下がる男じゃないし、新日本を背負っているので。もちろん勝ち進むつもりだし、彼にも頑張って勝ち上がってきてほしいです」と再戦を呼びかけた。
今大会における辻の最大のテーマは史上初の春夏連覇だ。「単純に新日本プロレスの歴史に名を刻みたい。誰も成し遂げていないこと、現状で俺にしかできないことをやりたいということですよね」と目を輝かせつつ「その先にはG1覇者の責任としてIWGP世界のベルトが見えてくると思うので。内藤哲也にも負けたままでは終われないですし」と豪語する。
挑戦権利証システムが2022年に廃止されて以降も、G1覇者が翌年の東京ドームでIWGP世界王座に挑戦する流れは続いている。しかしNJC制覇後の4月両国大会で敗れたLIJの盟友・内藤が現在IWGP世界王座を保持していることから、辻は年内挑戦の青写真を描く。
「そんなの両国に決まってるじゃないですか。春の借りは秋で返しますよ。待っていられない、というよりはリベンジを果たすならそこが一番だと思ってます。内藤哲也に敗れた場所、そしてレスラーになる前に内藤哲也に憧れた場所が両国なので、内藤哲也を倒すのは東京ドームよりもふさわしい舞台なのかなと」と、10月14日両国大会を指定するつもりだ。
「もちろんG1の決勝戦(8月18日、両国)で戦う可能性もあるけど、IWGPのリベンジはIWGPでしかできないので。今度こそつかみ取れなかったものをつかみたい」。新時代の扉を開いた男が、大胆な野望を胸に突き進む。
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