「ピッチャーはたまらんわ」 超乱打戦に岡田監督〝飛ぶボール〟疑惑提唱 選手の本音は?【オールスター】
東スポWEB / 2024年7月25日 5時15分
「マイナビオールスター2024」第2戦が24日に神宮球場で行われ、壮絶な乱打戦の末に全パが全セに16―10で勝利した。球宴の新記録が一夜にして実に8個も生まれた歴史的一戦に、全セを率いた阪神・岡田彰布監督(66)は思わず「アレ、オールスター用のボールちゃう?」と話したが、当事者の選手たちはどう捉えたのか――。
神宮球場が花火会場と化した。まずは2回に辰己(楽天)が先制ソロ弾を放つと、直後の全セの攻撃で坂倉(広島)が球宴史上57年ぶりとなる満塁弾を放って逆転。その後も両チームとも快音が止まらず、全パは岡(ロッテ)と紅林(オリックス)、全セはオースティン(DeNA)、村上(ヤクルト)からも一発が飛び出し、計6本の本塁打が記録された。
両チームの計44安打はもちろん2桁得点も史上初。全パが記録した28安打も史上最多で数々の球宴記録を塗り変えた。また、球宴の2試合で両チーム合わせて12本塁打が飛び出したのも2試合制となった1989年以降、2003年以来2度目のタイ記録となるなど球史に残る一日となった。
激戦を岡田監督も「えっへっへ。メチャクチャやん。飛んどるやろ。アレ、オールスター用のボールちゃう? たぶん。何かちょっとちっちゃいな。何か飛ぶよな」と指摘。さらには「観客は喜ぶ? そらそうやけどオマエ、ピッチャーはたまらんわ」とぶっちゃけた。
百戦錬磨の老将からまさかの発言が飛び出した「飛ぶボール疑惑」だが、実際にグラウンドで戦った選手たちはどう感じたのか。本塁打を放った打者の一人は「いや、そんなにシーズン中との違いは感じなかったですね。僕の時は感触自体はそれなりに良かったので」と疑惑を否定。「いい選手ばっかりいる中で、ある程度直球に的を絞れてるから本塁打も確率的には上がるんじゃないかなと思います」と分析した。
また、投手の一人は「そうですよね、確かに不思議ですよね…」と記録的な打ち合いに驚きつつも「シーズン中の球と特に違いはないと思いますけど、打者のレベルも投手のレベルもかなり上がってきていますし、結果的に良い戦いができたんじゃないかなと思います。真剣に直球勝負できたからこそだと思います」と同様の見解を示した。
投手陣にとっては苦しい戦いとなったことは間違いないが、前出の投手は「みんないい打撃してましたし、お互い打ち合いだったのですごい大変な試合になりましたけど、すごく楽しかったので良かったです」と笑顔ものぞかせた。
昨今の球界では「投高打低」が叫ばれるが、この日起きた〝逆転現象〟は何だったのか…。疑惑の真相は定かでないが、お祭りのムードの中でも選手たちが真剣にぶつかり合った結果が2試合合計12本塁打につながったのかもしれない。
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