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【名古屋場所】豊昇龍〝脱ヒール路線〟で逆転Vだ 恩師が証言する「朝青龍と異なる素顔」

東スポWEB / 2024年7月25日 6時3分

阿炎(手前)を下し8勝目を挙げた豊昇龍

〝脱ヒール路線〟だ。大相撲名古屋場所11日目(24日、愛知県体育館)、大関豊昇龍(25=立浪)が関脇阿炎(錣山)を逆とったりで下して、8勝目(3敗)。取組後は「しっかり一日一番、頑張りたいと思います」と表情を引き締めた。

この日、無敗だった横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が新関脇大の里(二所ノ関)に初黒星。優勝争いでは横綱と2差になり、昨年の同場所以来の逆転Vに望みをつなげた。

元横綱朝青龍(43)を叔父に持つ豊昇龍は、2015年に千葉・柏市の日体大柏高にレスリング選手として留学。来日直後に大相撲を観戦したのがきっかけで、同校の相撲部に転部した。元相撲部の監督で「柏相撲少年団」の永井明慶代表(42)が取材に応じ、「朝青龍の影響がなければ相撲を始めなかったと思う。大相撲観戦に連れて行ったら『こんなところで叔父さんが頑張っていたんだ』と、尊敬の気持ちを持ち始めた」とその経緯を説明した。

来日時の体重は60キロ台だったが、素質は〝ピカイチ〟だったようだ。永井氏は「(当時から)運動神経が抜群で、特に体のバネが素晴らしい。土俵際のしぶとさと、小さい体でも大きい相手を倒すねちっこさがあった」と強さの秘訣を明かした。

土俵上で闘志を前面に出すスタイルは、朝青龍を連想させる。しかし、その素顔は〝やんちゃキャラ〟の叔父さんとは異なるようだ。永井氏は「(豊昇龍は)全然人懐っこいし、土俵の上と下では違う。後輩思いだから毎場所終わったら柏に来る。少年団の中学生に時々胸を出して、一緒にトレーニングをしている。初優勝した後も来てくれて、指導を受けた中学生は『うれしい』と言っている。豊昇龍に憧れている子は多い」。豊昇龍は第2の地元で〝ヒーロー〟になっているようだ。

本人も場所前に「(少年団に行けば)時間が短くても子供たちが喜んでくれる。永井先生の教え方がうまいし、センスがある子もいる」と笑みを浮かべていた。恩師と後輩のためにも、奇跡の逆転優勝を目指す。

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