【バレーボール】パリ五輪金へ 石川祐希は初陣からエンジン全開「全てを出し切れる大会に」

パリ市内で練習を行った石川祐希

【フランス・パリ２５日発】バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希（ペルージャ）は、初陣からエンジン全開で挑む覚悟だ。

２６日に開幕するパリ五輪を前に、男子代表は事前合宿地のポーランドからパリ入り。２５日にはパリ市内で約２時間練習を行った。大一番が近づく中でエースは「いよいよ五輪が始まるなという感じ。いつもとは違う環境なので、そこへの対応はしっかりしていかないといけない。しっかりベストを発揮できるように、予選までの過ごし方とかを考えていきたい」と力を込めた。

初陣は２７日午前９時スタートのドイツ戦。１９７２年ミュンヘン五輪以来となる金メダルに向けて「まずは自分たちのベストを１試合目で発揮することを１つの目標にしてきた。ピークをまずドイツ戦に持ってこようみたいな話はチームでしている。そこをしっかりと実現できるようにしたい」と決意を述べた上で「ドイツも非常に力のあるチーム。ネーションズリーグ（ＶＮＬ）では勝っているが、また違う戦いになると思う」と気を引き締めた。

６月末に閉幕したＶＮＬでは史上初の銀メダルを獲得。「やっぱりチームのために結果を残すことが全てだと思う。自分たちが今までやってきた８年間の集大成というものが五輪で発揮されると思う。どんな結果であれ、悔いのないように全てを出し切れる大会にしたい」と意気込んだ。