【なでしこ】藤野あおばのＦＫで先制もスペインに支配され１―２逆転負け

藤野あおばのFKでなでしこが先制した

なでしこジャパンは２５日（日本時間２６日）、パリ五輪サッカー女子１次リーグＣ組初戦（ナント）でスペインに２―１で敗れた。

スペインは日本が８強敗退に終わった昨年の女子Ｗ杯優勝国だが、なでしこは１次リーグで４―０で撃破した。今後の流れを決める上でも大事な大舞台の初戦で再び対戦。先制は日本だった。前半１３分、ＭＦ藤野あおば（日テレ東京Ｖ）が、ペナルティーエリア右手前からの直接ＦＫをゴール右隅に叩き込んで先制点。開始早々に相手ＧＫとの１対１を外したうっ憤を晴らすかのような一撃だった。

しかし前半２２分に同点に追いつかれると、スペインにボールを支配される展開に。後半に入ってもその流れは変わらず、後半２３分にＤＦ清水梨紗（２８＝マンチェスター・シティー）が、負傷交代すると、同２９分に勝ち越しゴールを許してしまった。試合はそのままタイムアップ。まだ初戦とはいえ、目標とする金メダルへ向けて厳しいスタートとなった。ブラジルとの第２戦（パリ）は負けられない。