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【西武】1試合平均観客数でも最下位 それでも選手を奮い立たせる〝コア層〟の熱い声援

東スポWEB / 2024年7月26日 6時6分

西武を率いる渡辺久信監督代行

日本野球機構(NPB)は25日、2024年シーズン前半戦(7月21日終了時点)の平均試合時間と合わせ、入場者者数を発表した。

1試合平均の観客数は昨年の同時期と比べて、セ・リーグは3・8%増の3万3698人、パ・リーグが9・7%増の2万7362人。球団別では阪神が4万1896人でトップ、西武が2万537人で最下位だった。

西武の前半戦では5月26日の時点で15勝30敗となり、成績不振の責任を負う形で松井稼頭央前監督(48)が途中休養。交流戦から渡辺久信GM(58)が監督代行として現場に復帰したが、浮上のキッカケをつかめぬままチームは27勝59敗1分けの借金倍増の32と歴史的低迷が続いている。

前半戦終了時点で、すでに自力CS進出の可能性が消滅。夏のベルーナドームの観戦環境を考えれば、ペナントレースが深まり酷暑も本番を迎える今後、新規ファンを含めた大幅な観客増員はまず見込めないだろう。

しかし、渡辺代行が「チームが厳しい状況の中でも、毎日球場に足を運んで応援してくれるファンがいる。われわれはプロとしてその期待に応えないといけない義務がある」というようにチーム成績、観客動員とも低迷している状況の中で本拠地レフトスタンドのボルテージだけは落ちるどころか、むしろ上がっている。

主力選手の1人も「あの応援を聞いたら手抜きはできない」と証言するように単なる数字では見えてこない〝コア層〟の応援はナインを奮い立たせ、対戦球団を圧倒している。

先日22日のオーナー会議に代理出席した奥村剛球団社長(57)は「厳しい状況の中でも若い選手が少しずつ力を発揮し始めている。プロ野球は勝負の世界ですので勝つ野球、そして選手たちが育っていく姿をお客さまに見せていくっていうのが使命」と力を込めていた。

CS進出の可能性が限りなく薄くなっている今、ファンも当然現実を受け止めている。猛暑の中、チャンステーマに合わせてジャンプを繰り返しながら声を張り上げる彼らに、現場が今できることは全力プレーとライオンズの未来につながる希望の提示だけだ。

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