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【スターダム】なつぽいが迎えた〝逆襲の夏〟 ワンダー王座取りへ「妖精の真骨頂見せつけます」

東スポWEB / 2024年7月26日 6時7分

安納サオリ(左)とにらみ合うなつぽい

女子プロレス「スターダム」の〝妖精〟なつぽい(29)が、「逆襲の夏」を迎える。

27日の札幌大会(シャトレーゼ・ガトーキングダムサッポロ)ではワンダー王者・安納サオリ(33)に挑む。同王座にこれまで3度挑戦するも、いずれもベルト取りに失敗。「白いベルトはスターダムに来る前から思い続けてきたベルト。そして相手がサオリだなんて。このために今まで巻けなかったのかもしれないって思ってる。私の今まで歩んできた人生、全部をかけて挑みます」と闘志をみなぎらせる。

アクトレスガールズ時代の2016年5月、サンタナ・ギャレットを破り王者となった宝城カイリ(現WWEのカイリ・セイン)に憧れ同ベルトを意識し始めた。「それまで、何でみんな『ベルトを巻きたい』って思うんだろうって。でも、あの試合や何度も挑戦し続けるカイリさんの姿を見て代表の坂口(敬二)さんに『私、あのベルト巻けるようになりたいです』って言ったんです」と振り返る。

安納は15年デビューの同期でアクトレス時代からこれまで3度シングルで対戦するも全敗。昨年7月のインディアンストラップマッチ以来、約1年ぶりの対戦となる。

センダイガールズ(仙女)ワールド王座との2冠王に君臨する安納に対し「これまでサオリに勝つためにできることはやってきた。でも久々の再会でも負けて、ずっと欲しかったベルトまで先に巻かれた。もうこれ以上先に行かせたくない。サオリが前を走ってるみたいな雰囲気をぶち壊したい。妖精の真骨頂を見せつけます」と目をぎらつかせた。

昨夏は「なつぽい最強計画」を掲げ、仙女・橋本千紘との一騎打ちを皮切りにシングルリーグ戦「5★STAR GP」を走り抜いた。だが優勝には手が届かず、疲労の蓄積から頸椎ヘルニアと診断され4か月の欠場を強いられた。

今夏のテーマを「逆襲の夏」と明かすと「欠場期間を経て、心も体も強くなって帰ってきたなつぽいの逆襲。その始まりに白いベルト巻いて5★STARにも勢いをつけたいです」と意気込んだ。

「サオリから完勝する。入場から何もかも全て勝つ」。妖精が覚醒する時が来た。

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