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警察庁「トクリュウ」824人摘発を公表 〝仮想身分捜査〟導入を求める声

東スポWEB / 2024年7月26日 22時24分

令和6年度版「警察白書」

警察庁は26日、令和6年度版「警察白書」を発表。全国の警察が今年4~6月に「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」を824人摘発したと公表した。

同白書ではSNS(ネットサービス)や求人サイトを通じて犯罪グループを組んで離合集散を繰り返す同グループについて特集を組んだ。

同犯罪グループの特徴は従来型の暴力団と一線を画した新型犯罪組織、資金獲得が目的、収益を吸い上げる中核部分を匿名化し、SNSなどで緩やかに結びついたメンバーを入れ替えながら犯行を繰り返すと定義した。

都道府県警察本部の組織犯罪対策部門で情報収集・分析を指揮する情報官や特殊詐欺事件の捜査責任者から得られた「現場の声」の一端が紹介されている。

同犯罪グループに対する取締りに関しては、SNSや匿名性の高い通信手段が捜査上のハードルとなっているとして「これを乗り越えていくことが重要であるとの認識が広く全国の捜査幹部に共有されている」とした。

そのための取組としては「通信事業者や暗号資産交換業者等の関係事業者との協力関係を強化する」「携帯電話の解析技術を強化する」「仮装身分捜査」のような新たな捜査手法の導入を求める声が出ているという。

捜査関係者は「トクリュウの取り締まりはなかなか難しい事案です。SNSが犯罪のきっかけになりやすいのが特徴。若者が影響を受けやすい」と話した。

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