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【阪神】6月16日以来の初回得点で中日に快勝 岡田監督は3ランの森下翔太に「まだまだよ」

東スポWEB / 2024年7月26日 23時22分

7回、3ランの森下(右)を迎える阪神・岡田監督

阪神が球団史上初の連覇へ向け、仕切り直しの好リスタートを切った。26日の中日戦(甲子園)に5―1で快勝。試合後、岡田彰布監督(66)は6月16日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)以来となる初回得点を挙げた打線に「ああ、あの(前川の)満塁ホームラン以来か」と笑みをこぼした。

初回から小笠原の立ち上がりを攻めた。四球で出塁した近本を中野が犠打で送り一死二塁。森下は空振り三振に倒れたが、佐藤輝が右前適時打を放って先制に成功した。場面は再び二死二塁となり、続く大山も右前適時打で続いた。

1点リードの7回は森下が2番手・藤嶋から左越えに7号3ラン。101打席ぶりの本塁打を放った虎の背番号1について、指揮官は「いいようには見えへんよ。良くなってきた言うてるやん。前のスイングに比べたらな。まだまだ改善されてないよ。やろうとしてる姿があればいい。それで結果が出ればこのやり方でいいという気が持てるわけやから。スイングとしてはまだまだよ、そんなもん」と評した。

ほめているのか、けなしているのか。いや、結果が出ればそれでいい。岡田監督は「後半戦は勝ち負けよ」と話したように、勝利することのみに貪欲な姿勢を見せている。指揮官としては森下の打撃フォームに納得はしていないが、勝負どころでの一発に関しては喜ばないわけがない。

「チャンスをうまくものにできた。前半戦のピッチャーに借りを返すんじゃないけど、もっとそういう形で点を取ってほしいですね」(岡田監督)

貯金2ではまだ心もとないが、幸運なことにセ・リーグは大混戦。まだまだ連覇のチャンスは十分に残されている。悲願達成のためには、前半戦で貧打に泣いた虎打線の巻き返しが必要だ。

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