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【阪神】混セ制すために…伊勢孝夫氏が気になった坂本誠志郎の〝安全運転〟「このままだと危ない」

東スポWEB / 2024年7月27日 5時19分

初回、ピンチを招いた阪神・村上(左)と坂本

阪神は26日の中日戦(甲子園)に5―1で快勝し、セ3位へ浮上。2―1と僅差リードの終盤7回に「3番・右翼」として先発起用された森下翔太外野手(23)が、約2か月ぶりとなる7号3ランをマークして接戦にケリをつけた。巨人、広島、阪神、DeNAの4球団が3・5ゲーム差内にひしめく大混セを制するチームはどこになるのか。本紙評論家の伊勢孝夫氏は「今季の優勝ラインは80勝に届かない。下位2球団から星を取りこぼしたチームから脱落していく」との見方を示した――。

【新IDアナライザー・伊勢孝夫】やや外寄りの低い球を無理やり左翼席まで運んだ森下の一撃は持ち味がよく出とったな。アイツはまだつぶれてないよ。岡田監督も、この日くらいは手放しでほめてやればええのにな。まあ何だかんだで3番で起用しているってことは、腹の中では森下のこと認めてるんやろ。頑固というかタヌキというかな。西本幸雄さん(故人=元大毎、阪急、近鉄監督)を思い出したわ。まああのくらいでなきゃ、阪神の監督は務まらんのやろな。

中日の拙攻に助けられた側面は大きかったけど、森下、佐藤輝、大山の中軸3人に打点がついた阪神としては、ええ勝ち方やったと思うよ。後半戦開幕カードとなったこの3連戦は何が何でも勝ち越さなアカン。4チームがダンゴ状態ってことは、常に最低でもどこか上位2チームは〝星のつぶしあい〟を強いられる。言い方は悪いけど下位の中日、ヤクルト相手に星を取りこぼすようだと、優勝争いから振り落とされてしまうもんな。

今季の優勝ラインは80勝にも届かない可能性が出てきた。こうなると、ここまでリーグ最多タイの91試合を消化できている阪神が終盤の日程で有利になってくる。まずは守備走塁の小さなミスを極力防ぎ、何とかダンゴ状態の中に生き残っていくことやな。経験豊富な岡田監督はその辺も予測して、勝負どころの秋へ向け、今から着々と布石を打っていくんやろな。

最後にちょっと細かい指摘になるけど、初回一死二、三塁のピンチで、中田から見逃し三振を奪った捕手・坂本のリードが気になった。内角低めいっぱいに投げ込んだ村上の制球は見事だったけど、あの状況でインサイドへのストレートを選択した坂本のリードは、正直言って「安直過ぎる」と俺の目には映ったな。中田ほどのバッターなら、あの配球は予測しておかないと。ファールで逃げることができれば、その後の状況は大きく変わっていたはずや。

昨季の坂本は打者の意表を突くリードが際立っていたけど、今季はどうも〝安全運転〟の傾向が強い。このままだと危ないよ。

(本紙評論家)

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