【パリ五輪】レディー・ガガ 開会式ド派手パフォーマンスも…ダンサーたちは「出演拒否」寸前だった

レディー・ガガ(中)は開会式序盤にキャバレーパフォーマンスを披露した（ロイター）

パリ五輪が２６日（日本時間２７日）に開幕。セーヌ川沿いで行われた開会式では、大勢のダンサーが出演し、セレモニーを盛り上げた。開始早々に米人気歌手のレディー・ガガ（３８）がキャバレーパフォーマンスを披露した際にも、ピンクの飾りを持ったダンサーたちがガガ様の熱唱を彩った。

一方、そうしたダンサーたちは〝ボイコット危機〟にも直面していた。参加した３０００人のパフォーマーのうち約１割が所属するＳＦＡーＣＧＴ組合は先週、ダンサー間の賃金格差が不当だとしてストライキを通告。大会組織委員会は１２０ユーロ（約２万円）の追加報酬を提示したものの、交渉は物別れに終わっていた。

その危機が回避されたのは、開会式のわずか２日前。現地メディア「ＦＲＡＮＣＥ２４」は「パリ五輪の開会式でパフォーマンスを披露する予定だった数百人のダンサーは、大会主催者と合意に達したため、賃金格差を巡って予定していたストライキを中止した」「組合は声明で、出演者らは水曜日（２４日）にパリ２０２４大会の主催者との最終交渉で出演料の増額を確保したと述べた」と報じていた。