【パリ五輪】旗手務めたフェンシング・江村美咲「一人ひとりの顔を見る気持ちで船に乗っていました」

日本選手団の旗手を務めた江村美咲(右)とSHIGEKIX（ロイター）

フェンシング女子サーブルで初の金メダルを目指す江村美咲（２５＝立飛ホールディングス）とブレイキン男子のＳＨＩＧＥＫＩＸ（２１＝半井重幸）が２６日（日本時間２７日）、パリ五輪開会式で日本選手団の旗手を務めた。

雨が降りしきる中、セーヌ川を航行する船に乗船した日本選手団１７７人を代表して江村が旗を持ち、隣には半井。大役を務めた江村は、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）を通じて「この天気の中にもかかわらず、川沿いから日本、そして世界中のたくさんの方々が応援を送ってくださったので、その瞬間を見逃さないように、一人ひとりの顔を見る気持ちで船に乗っていました。改めてたくさんの方々に支えられて今があるという思いをかみしめていました。皆さんへの感謝の気持ちをプレーで出し切りたいと思います」と決意を新たにした。

新種目で金メダルの期待がかかるＳＨＩＧＥＫＩＸも、ＪＯＣを通じて「雨が降ってくるというハプニングでさえもドラマチックで、一つのエンターテインメントとして、また特別感が出たと思います。チームジャパンが良い姿を見せていきたいという気持ちになれました」とコメントした。