【巨人】新助っ人のモンテスが来日初猛打賞「たくさん貢献できたんじゃないかな」

８回、相手投手の暴投で三塁まで走るモンテス

新助っ人が躍進だ――。巨人のココ・モンテス内野手（２７）が２７日のＤｅＮＡ戦（横浜）に「６番・三塁」で先発出場し、４打数３安打の猛打賞。前日（２６日＝横浜）の代打での初出場に続きチームの勝利に大きく貢献した。巨人は２―１で粘り勝ち。貯金を今季最多の「１０」とした。

モンテスは２回の第１打席で三塁線を縫うような左前二塁打を放ち好スタートを切ると、泉口の右前適時打で生還。ベンチでは終始Ｇナインに爽やかな表情を見せた。さらに４回の第２打席では、遊撃手のミスを誘う鋭い打球を打ち、内野安打で出塁。第３打席は空三振となったものの、豪快なスイングで観客をわかせた。

これだけでは終わらない。最終打席は８回。２球目の高め直球を強振し、三遊間を抜ける鋭い左前打で３安打とし、初スタメンで猛打賞と奮闘した。

試合後、まずは報道陣に日本語で「ありがとう」と語りかけたモンテス。「今日はバッティングでチームにたくさん貢献できたんじゃないかなというふうに思います。特に得点圏に進んでからは、チームメートが打棒で返してくれたので、非常にチームにとっていい１日となりました」とにこやかに振り返った。

さらにこの日の円陣を郡拓也捕手（２６）が担当しモンテスの名前「ココ」にあやかった一節を披露。「ココ！ 今日はどこの球場で打つの？」と言われると、モンテスは「ココ（ここ）でしょう！」と返しＧ戦士たちを笑わせた。「郡くんに円陣に誘ってもらって。自分の名前が日本語では『ｈｅｒｅ（ここ）』っていう意味なので、それにかけたダジャレだったんですけど、仲間に加えてくれてそしていい円陣になったんじゃないかなっていうふうに思います」と加入して間もないが、チームに既になじんでいるようだ。

助っ人たちの「パワー」が〝大混セ〟突破のカギとなるかもしれない。