【新日本・Ｇ１】上村優也がジェフ・コブに初黒星 Ｂブロックは全勝がいなくなり混戦模様に

ジェフ・コブ（右）に敗れた上村優也

新日本プロレス真夏の祭典「Ｇ１クライマックス」２８日福岡大会のＢブロック公式戦で、上村優也（２９）がＮＪＰＷ ＷＯＴＬＤ認定ＴＶ王者のジェフ・コブ（４２）に初黒星を喫した。

開幕から無傷の３連勝を飾りＢブロックの単独首位を走る上村だったが、この日はコブの圧倒的なパワーの前に苦戦を強いられた。腕十字固めで得意の腕攻めを試みるも、強引に持ち上げられてマットに叩きつけられてしまう。

得意のダイビングクロスボディーアタックから反撃に転じると、ドラゴンスープレックスからフロッグスプラッシュを投下。しかし２発目を回避されると、強烈なラリアートで一気に形勢逆転を許す。丸め技を連発して粘りを見せた上村だったが、Ｆ５０００を決められると最後はツアー・オブ・ジ・アイランドで３カウントを奪われた。

バックステージでは「クソッ、最強の最強になるためにはあのデカいコブを倒さなきゃ。悔しい。これトーナメントだったらもう俺、終わってるよ。負けていい試合なんてねえんだ」と悔しさをあらわに。それでも次戦（３１日、山口）のＨＥＮＡＲＥ戦へ「気持ちが強い選手だけど、俺の気合と根性、なめんなよ。ＨＥＡＴ ＳＴＯＲＭは誰にも取られねえよ。これからどんどんデカくなって日本中に熱狂を巻き起こしてやるから」と気持ちを切り替えていた。

ともあれこれでＢブロックは全勝がいなくなり混戦模様。抜け出すのは誰になるのか――。