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重岡銀次朗が9回TKO負けでIBF王座陥落 キャリア初黒星にぼう然

東スポWEB / 2024年7月28日 20時47分

陣営に担がれ引き上げる重岡銀次朗

IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦は28日、大津市の滋賀ダイハツアリーナで行われ、王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)は同級1位のペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)に9ラウンド(R)TKO負け。3度目の防衛に失敗し、王座陥落となった。

完敗だった。銀次朗は序盤から圧力をかけてきた元世界王者の挑戦者に苦戦。サウスポーから繰り出される強烈な左ストレートを何発も食らい、4Rには右まぶたが腫れあがり、視界をふさがれた。

窮地の王者はボディーから何とか突破口を見いだそうとするが、タドゥランの勢いは止まらない。7Rからは連打を何度もくらって棒立ちとなるシーンが目立ち、8R終了後にはドクターチェックが入った。そして9R終了間際にレフェリーがついにストップをかけた。プロ13戦目にして初めて敗れた銀仁朗はトレーナーに抱えられて、ぼうぜんとした表情のままリングを去った。

昨年4月に兄の優大と兄弟同時に世界暫定王座を獲得。だが、優大は3月に王座陥落し、弟もベルトを失った。兄弟そろっての出直しとなる。

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