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【阪神】岡田監督は見えていた竜の守護神・マルティネスの〝心のほころび〟 今季6度目のサヨナラ勝利

東スポWEB / 2024年7月28日 23時55分

阪神・岡田監督

阪神が28日の中日戦(甲子園)で延長11回の激戦の末、4―3で制し、今季6度目のサヨナラ勝利。相手守護神・マルティネスの攻略に成功して白星を挙げ大いに勢いづいた。これで球宴を挟み今季3度目となる4連勝。7月の月間勝ち越しも決めた。

4時間11分の長時間ゲームを戦い抜いた岡田彰布監督(66)の表情は、さすがに疲労感が漂っていた。2回にこの3連戦で初めて先制を許したが、その裏に大山の8号ソロで同点。その後は6回に代打・前川の勝ち越し適時打、7回にも敵失絡みで加点し、9回は2点リードで守護神・岩崎を投入して逃げ切りを図った。

だが、思い通りに事が運ばないのも野球。岩崎は代打・山本、細川の連打と四球で無死満塁のピンチを背負った。田中の二ゴロの間に1点差とされ、代打・中田に左前同点適時打を浴び、なおも二死満塁。絶体絶命の場面だったが岡林、代打・中島を連続三振に打ち取り、何とか勝ち越しだけは阻止した。

指揮官は「(岩崎の球数は)40超したけどなあ。もう任すしかないやろ。でも、あっこでよう同点まででしのいだからなあ」と左腕を責めることはなかった。その時点で勝利への道筋を再逆算。10回を石井、11回を岡留で無失点に抑え、1番からの好打順だった裏の攻撃に備えた。

「岡留があそこで三者凡退できっちり抑えてくれたからなあ。11回は同点やけど、あの打順やったらマルティネスくるやろな言うとったんよ。同点ではモチベーション上がらへんのよ。追い越して投げるんと全然ちゃうからなあ」

岡田監督には竜の絶対的守護神の心のほころびが見えていた。先頭の近本が左前打で出塁すると中野が犠打で一死二塁。ここで打席に立った森下が初球、153キロの内角直球を一振りで仕留めた。打球は左前に達し二走の近本が生還。甲子園が歓声のるつぼと化した。

今季3度目の同一カード3連勝を決め貯金を4とした。30日からは3・5ゲーム差で追う首位・巨人を迎えての「甲子園100周年」メモリアルシリーズ3連戦に臨む。ヤマ場を前に歯車がかみ合ってきたように見える。

それでも指揮官は「知らん。(いい状態は)なごう続かへんねんから。そんなに早う(歯車が)おうてもろてもアカン」とちゃめっ気たっぷりに取材を締め、隙を見せることはなかった。

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