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【大村ボート・SGオーシャンC】茅原悠紀 10年ぶりSG制覇「決まり手は椎名豊君です」

東スポWEB / 2024年7月29日 0時9分

優勝のメダル盾を持ち、ガッツポーズの茅原悠紀

ボートレース大村のSG「第29回オーシャンカップ」(優勝賞金3600万円)は28日、ベスト6による優勝戦が行われ、茅原悠紀(37=岡山)が2014年の平和島「グランプリ」以来、約9年7か月ぶり2回目のSG制覇を成し遂げた。

真夏の南国決戦は、日が落ちたとはいえ温度計は30度を示し、無風の水面にファンの熱気が充満した。この熱い空気を切り裂いたのが、青いカポックに身を包んだ茅原だった。チルトを1に跳ねて決めたコンマ08の快ショットは一陣の風となり、インに仁王立ちする大本命・山口剛に襲いかかる。

機動戦士で鳴らす山口も茅原のまくりをがっちり受け止め一歩も引かず、両者並んだままバック水面へ――。この時点で茅原は「山口さんはさすがだな。(自分のレースは)終わったな」と半ば優勝を諦めかけた。

しかし、2Mにもうひとつのドラマが待っていた。茅原のまくりに乗って差した椎名豊が内をスルスル伸びて2M先取りVのワンチャンスを狙ったのだ。山口は椎名を先に回すわけにはいかず、外全速で抑えにかかる。両者は競って2Mの内ががっぽり空いた。

「あれは差せます。ボクも18年レーサーをやっているんで(笑い)と」という茅原が大逆転の差しを決めた瞬間だ。「だから決まり手は椎名君です。椎名君が仕事をしてくれたんで(笑い)」と椎名を立てるが、椎名に仕事場を提供したのは紛れもなく茅原。椎名の方こそ〝茅原さんのおかげで3着〟のレースだった。

Vへのカギとなったチルト1度は「試運転で出足も伸びも良かったので、優勝するなら1度かな」と決断。10年ぶりのSG優勝に「本当に遠かった」と感慨も深いが、岡山の先輩・荒井輝年が「カヤと足併せすると、なんでカヤが(2回目の)SGを取れんのか不思議」とあきれるほどターンは傑出している。「下半期からやりますよ!」と宣言した茅原が、グランプリ戦線の台風の目になる。

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