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【新日本・G1】最年長・後藤洋央紀 同世代戦士と亡き父に優勝誓う「チャンスくれたオヤジに恩返し」

東スポWEB / 2024年7月29日 5時13分

辻陽太(左)を攻める後藤洋央紀

最年長男の底力だ。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」Bブロック公式戦(28日、福岡)で、後藤洋央紀(45)が辻陽太(30)を撃破し2勝目を挙げた。

春の「NEW JAPAN CUP(NJC)」決勝戦で敗れた相手との公式戦。猛攻に耐え抜くと、最後はリストクラッチ式のGTR改で逆転勝利を収め「俺は若い世代の盛り立て役じゃねえんだよ。G1クライマックス、この俺が優勝します。何でか分かるか? G1だぞ? 俺は後藤だ。G1のGは後藤のG!」と高らかに宣言した。

メンバーが一気に若返った今大会において最年長となったが、背負っているのは出場がかなわなかった同世代戦士たちの思いだけではない。矢野通、石井智宏、YOSHI―HASHIが出場者決定トーナメントで敗退したため、所属ユニット「CHAOS」からの出場は後藤ただ一人だ。

「オカダ(カズチカ)が抜けてCHAOSの戦力はどうしても抜けていると思われがちで、危機でもあるわけじゃないですか。もちろん守らなきゃいけないし、CHAOSをなくしちゃいけない。もし俺が出てなかったら一人も(G1に)出てないってことですからね。ここで結果を残せなかったら存在意義がないってことじゃないですか」と強い危機感と責任感をのぞかせた。

さらに背中を強く押すのが、今年2月に死去した父の存在だ。父のために戦ったNJCは準優勝とあと一歩届かなかったが、この結果がG1の出場につながった。「俺がG1に出てるのもオヤジと戦ったおかげだと思ってますよ。チャンスをくれたオヤジに、このG1で恩を返したい」ときっぱり。

「俺がプロレスを続けることを『いつまでもできる仕事じゃないぞ』とずっと心配していたオヤジだったので。俺は俺で『これでやっていけるんだ』って思いで奮起していたんです。だからこそ、ここで結果を出したい。初盆がちょうどG1中で法要には行けないんですけど、G1で結果を出してからいい報告ができれば」と2008年大会以来16年ぶりのG1制覇をささげるつもりだ。

長く戦い続けてきたからこそ背負うものは多く、そして重い。押し寄せる世代交代の波をはね返し頂点をつかみ取る。

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