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【阪神】虎のヤンチャ小僧・森下翔太が真価証明の一撃 辛抱強く起用した岡田監督はニヤニヤ顔で称賛

東スポWEB / 2024年7月29日 5時14分

阪神・森下翔太

セ・リーグ3位の阪神は28日の中日戦(甲子園)で延長11回に4―3でサヨナラ勝ちし4連勝。順位に変動こそなかったが、後半戦最初のカードで3連勝を飾り、2位・広島とは0・5ゲーム差まで肉薄した。激闘に終止符を打ったのは虎のヤンチャ小僧・森下翔太外野手(23)だ。指揮を執る岡田彰布監督(66)から何度も手厳しい苦言を浴びてきた背番号1が、〝反骨の一撃〟で自身の真価を証明した。

打率2割4分4厘に対し、得点圏となれば3割2分4厘を誇る森下。自他ともに認める「おいしいところでしか打たない男」が竜の無敵守護神に土をつけた。

一死二塁で迎えたサヨナラの大チャンスで対峙したのは、ここまで防御率0点台をキープしてきたセ界最強クローザー・マルティネス。初球から内角を厳しくえぐる153キロ直球で攻められたが「配球を読んだというかストレートタイミング。『いくしかない』という気持ちで」とバットを一閃すると、白球は大歓声とともに左翼線を破り長打コースへ。二走・近本が快足を飛ばして悠々とホームインすると、劇的なサヨナラ打を放った背番号1はナインからたちまち祝福のウオーターシャワーを浴び、モミクチャにされた。

森下は現政権発足直後に行われた2022年ドラフト会議で1位指名された「第2次岡田チルドレン筆頭生」とも呼ぶべき存在。期待の高さと愛の深さゆえに、入団以降、虎将からは何度も何度も辛口の苦言を浴びてきた。打撃不振に陥った今季6月には、超異例となる指揮官直々の打撃指導を受けたことも…。だが、自身の中でうまくそしゃくすることができず、業を煮やした岡田監督から二軍降格という強硬的な措置を取られたことすらあった。

フラストレーションばかりがたまる日々の中、親しい関係者に対して愚痴をこぼしてきたことは一度や二度ではない。それでも一軍復帰後は、岡田監督も辛抱強く森下をスタメンとして起用。球団史上初となる連覇へ、チームに欠かせないピースであると評価されていることは明白だ。

今カードは3戦合計12打数8安打(1本塁打を含む)6打点と大爆発し、竜に3タテを食らわせる立役者となった。ツンデレ指揮官もこの夜ばかりは「いや、いいとこって、ちゃんと打てるようになってるから打てるんやんか。それだけのことやんか」と〝反骨の孝行息子〟の奮闘と成長をニヤニヤ顔で遠回しに称賛した。

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