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【バスケット】ドリームチーム米国代表〝テイタム外し〟巡って波紋「クレイジーすぎる」

東スポWEB / 2024年7月29日 7時51分

ジェイソン・テイタム(左)はセルビア戦での出番はなかった(ロイター)

パリ五輪のバスケットボール男子で大きな注目を集める〝ドリームチーム〟米国代表が、28日(日本時間29日)に行われた1次リーグ初戦のセルビア戦で110―84と圧勝発進を飾る一方で、スーパースターの起用法を巡って波紋が広がっている。

5連覇を目指す米国はこの日、ニコラ・ヨキッチを擁するセルビアと対戦。接戦が予想されたが、フタを開けてみればスーパースター軍団の米国が圧倒する展開に。ケビン・デュラント(サンズ)やレブロン・ジェームズ(レイカーズ)ら役者がそろって爆発して金メダルへ快勝発進を決めた。

そんな快勝劇の裏で物議を醸しているのが、5度の球宴出場を誇り、今季は所属するセルティックスを世界一へと導いたジェイソン・テイタムに出場機会がなかったことだ。

米誌「スポーツイラストレーテッド」は「最も大きな話題の一つは、ボストン・セルティックスのオールスター選手ジェイソン・テイタムがプレーしなかったことだ」と題して特集。なぜ起用しなかったのが大論争が沸き起こる中で、スティーブ・カー監督は「私は理にかなった組み合わせを選んだ。それが今夜の目的だった。彼はそれをうまくこなした」と説明。負傷などではなく、実力面で起用に至らなかったというわけだ。

この判断はさらに議論を呼んでおり、NBAチャンピオンの経験があるマット・バーンズ氏は猛批判を展開。自身のSNSで「五輪で誰が何分間プレーするかを誰が決めているのかは分からないが、テイタムがプレーできないのはクレイジーすぎる」と強く非難した。

さらに同誌は今季テイタムが絶好調だと説明。「セルティックスでまたも素晴らしいシーズンを過ごした。74試合に出場し、平均26・9得点、8・1リバウンド、4・9アシスト、1・0スティール、フィールドゴール成功率47・1%、3ポイントシュート成功率37・6%を記録した。彼はまた、セルティックスを2024年のNBAチャンピオンに導いた」とスーパースター軍団の中にあっても、スタメンで起用されるべき存在であることを強調した。

スター揃いだけに起用法は難しいが〝テイタム外し〟はチーム内外で波紋を広げそうだ。

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