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【ビーチバレー】12歳少女暴行のオランダ選手に大ブーイング 相棒は「彼は罰を受けた」と擁護

東スポWEB / 2024年7月29日 9時5分

スティーブン・ファン・デベルデ(右)のオランダは黒星を喫した(ロイター)

パリ五輪の男子ビーチバレーで12歳の少女に性的暴行を加えた罪で有罪となったオランダ代表スティーブン・ファン・デベルデ(29)が1次リーグに登場し、大ブーイングを受けた。

2016年に英国の裁判所から懲役4年の実刑判決を受けたデベルデは母国で約1年間服役した後、17年から競技に復帰。パリ五輪の出場権を獲得するも、開幕前から非難の声が高まり、女性保護を主張する団体などが追放を求める声明を出し、出場禁止を求めるオンライン請願には9万8000人以上が署名するなど、各方面から大きな反発が起きていた。

オランダオリンピック委員会は代表に選んだデベルデに対して選手村から〝追放〟し、メディア対応にも応じないことを指示する中、28日(日本時間29日)にイタリアペアと対戦するも、激しいブーイングを受けることになった。試合に敗れると、特別に任命されたガードマンに囲まれながら会場を後にした。

英メディア「BBC」によると、デベルデとコンビを組むマテウ・イマースは「私たちは一度このことについて話し合った。このステージでのすべての瞬間を楽しみたい。私たちは出場権を得るために全力を尽くしてきたからだ」とし「スティーブンは本当にやさしい人だ。過ぎたことだし、彼は罰を受けた。今は本当にいい人だ」と擁護した。

欧州では性犯罪者に対して、これまで以上に厳しい目が向けられている中、大舞台への参加で各方面からの反発もさらに強まりそうだ。

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