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夫婦殺害容疑の元俳優出演の大河ドラマが配信継続 NHKは〝作品に罪なし〟の方針

東スポWEB / 2024年7月29日 11時10分

元俳優の若山耀人被告

栃木・那須町の夫婦殺害事件の実行役で、元俳優の若山耀人被告(20)が出演したNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(2014年)の有料動画配信が継続された。28日が購入期限だった。NHKは〝作品に罪なし〟の方針で、殺人罪で起訴されてもゴーサインを出した格好だ。

4月に宝島龍太郎さん(55)、幸子さん(56)夫婦が殺害された事件で、若山被告らは5月27日に死体遺棄と死体損壊の罪で起訴され、今月18日には殺人の罪で追起訴されている。「軍師官兵衛」で、戦国武将の黒田官兵衛(岡田准一)の幼少期を演じてブレークした元子役が刑事裁判で裁きを受けることになった。

若山被告の事件への関与が明るみに出た5月1日以降、「軍師官兵衛」が有料のネット動画配信サービス「NHKオンデマンド(NOD)」で配信が継続されるか、中止されるか――は一つの焦点だった。連続ドラマに出演した俳優が逮捕される事件が起きるたびに、テレビ各局は当該連ドラを動画配信サービスで配信継続するか中止するかで判断を迫られるからだ。「軍師官兵衛」に出演した俳優の事務所関係者も、NODでの取り扱いを注視していた。

「『軍師官兵衛』は5月時点で、購入期限は7月28日でした。それが6月中に購入期限が来年2月25日に延長。NHKは〝作品に罪はなし〟の方針を貫き、殺人罪で起訴されても配信継続にゴーサインを出した格好です」(前出関係者)

さかのぼること1年前の昨年夏、NHKはNODでの取り扱いをめぐって「今後は、原則として、一部出演者の逮捕等があっても番組の配信停止は行わない」「ただし、発生した事象の内容によっては、総合的判断で例外的に停止する場合もある」との方針を固め、公表している。

若山被告の事件への関与が明るみに出た5月1日、NHK広報担当者は取材に対し、NODでの「軍師官兵衛」の取り扱いについて「動画配信サービスを購入している利用者の利便性などを踏まえ、一部の出演者の逮捕等の事情による配信停止は行わないという原則に基づいて配信を継続しています」などと回答。配信継続を示唆していた。今回の事件を受け、一つの指針ができたわけだ。

民放各局がNHKのこの方針に追随する可能性もある。

「NHKの顧客は受信料を支払う視聴者で、民放各局の顧客は広告出稿するスポンサーという違いはあるけど、民放各局はスポンサーの理解が得られればお蔵入りしないケースが増えていきそうです」(テレビ局関係者)

ただ、これは動画配信での取り扱いで、放送中の連ドラではこれまで通り厳しい対応を取らざるを得ないだろう。

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