吉田正尚はヤンキース戦欠場 チームは完敗で３連戦負け越し

左投手対策が課題の吉田正尚（ロイター＝USA　TODAY　Sports)

【米マサチューセッツ州ボストン２８日（日本時間２９日）発】レッドソックスの吉田正尚外野手（３１）は本拠地でのヤンキース戦を欠場した。チームは２―８で敗れ、このカードを１勝２敗と負け越した。

この３連戦、初戦はレッドソックスが８回、吉田の決勝打により９―７で接戦を制し、２戦目は最終回に追いついたヤンキースが延長１０回の末、１１―８で勝利。打撃戦で接戦となったことに加え、両軍がア・リーグ東地区のライバルで、地区優勝争い、プレーオフ進出が有力であることも加わり、フェンウェイ・パークは大盛り上がりだった。

吉田は犠飛、適時打と２度の勝ち越し打を放ち、３打点を挙げてチームの勝利に貢献した初戦のあと、「緊張感というか、たかぶりはもちろんあった。高揚感というか。やっぱりこういうゲームを勝ち切れる、どっちに転ぶか分からない点差というのは、良い雰囲気をファンが作り出してくれているし、こういうところでプレー出来ているのは光栄」と語っていた。

２戦目も５打数２安打１打点と結果を出していた吉田。左腕ロドンが先発したため、欠場となった。今季、対右腕は１４２打数４４安打、打率３割１分、２本塁打、２０打点だが、対左腕は５４打数９安打、打率１割６分７厘、２本塁打、９打点とサッパリ。試合に多く出るためには左腕攻略が不可欠だ。やるしかない。