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【柔道】橋本壮市が執念の銅! 大野将平に阻まれ続けた五輪で…吉田秀彦氏が明かすメダルへの〝原動力〟

東スポWEB / 2024年7月30日 5時33分

すがすがしい表情で銅メダルを披露する橋本壮市(ロイター)

柔道男子73キロ級で橋本壮市(32=パーク24)が銅メダルを獲得。準々決勝で不可解な判定で敗れても気持ちを切らさず、3位決定戦を制した。

2017年の世界選手権を制するなど同階級では屈指の実力者だが、リオ五輪と東京五輪を連覇した、大野将平の厚い壁に阻まれ、今大会が五輪初出場となった。大会前の取材で、所属のパーク24・吉田秀彦総監督は「よく練習しますよ。32歳なのに、考えて淡々とやっています」と、充実ぶりを明かしていた。

14年に同社所属となったが「入った時は強化選手ではなく、たたき上げ。お調子者だったけれど、その割に言われなくても一番練習していた。大野というライバルに負けて五輪に出られなかったけど、努力がやっと実を結んだ。よくここまでやっているなと思う」と、褒めた。

20年に結婚して、長女が誕生した。吉田総監督によると、これがメダルへの原動力になっているという。「ハングリーなんです、あいつ。子供が生まれて、子供のために頑張っている。お父さんのかっこいいところを見せてやりたいなと」。バルセロナ五輪78キロ級金メダリストは、10年にわたるまな弟子の成長ぶりに目を細めた。

橋本も「本当にたくさんの人が見に来てくれたので、手ぶらで帰るわけにはいかなかった。僕の柔道人生に悔いが残らないように最後、戦いました。金メダルは届かなかったけど、いろんな思いがあります」と感慨深げな表情。完全燃焼で家族に「かっこいいお父さん」を届けてみせた。

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