【ＲＩＺＩＮ】榊原ＣＥＯが明かす今後の展望「新エース平本蓮」に期待、「新王座創設の可能性」を示唆

大会を総括する榊原信行CEO

大熱狂を生んだ２８日の格闘技イベント「超（スーパー）ＲＩＺＩＮ．３」（さいたまスーパーアリーナ）を終え、榊原信行ＣＥＯ（６０）が今後の展望を明かした。

大一番の主役となったのが平本蓮（２６）だ。ＳＮＳなどで舌戦を繰り広げてきた因縁の朝倉未来（３２）とメインで対戦し、１ラウンド２分１８秒で歓喜のＴＫＯ勝ち。まさに世代交代を象徴するかのような結末となった。

榊原ＣＥＯは「平本は未来との試合に勝ったわけだし、これからは今までの未来ばりにＲＩＺＩＮを盛り上げるべく、試合をコンスタントにしていく重責を担うことになるんだと思います」と新エースとしての活躍に大きな期待を寄せた。

また、大会中に「ＲＩＺＩＮ．４８」（９月２９日、さいたま）の開催を発表。ライバルや師弟関係など、さまざまな因縁の〝伏線回収〟を今回で終え、秋から「新章」がスタートする。その第１弾として、王者ホベルト・サトシ・ソウザＶＳルイス・グスタボのライト級王座戦と、井上直樹ＶＳキム・スーチョルのバンタム級王座決定戦が決定した。

「９月にダブルタイトルマッチを組むことを発表させてもらったんですけど、これからまた各階級ごとの戦いに軸を戻していきたい。その中からまたいろんな因縁とか、負けられない戦いも生まれてくると思うので。そういうのをためる時間にもしたいと思います」と説明した。

話題性やエンタメ性にかじを切った「超ＲＩＺＩＮ．３」を終え、今後は各タイトルを軸にした戦いが繰り広げられることになる。さらに榊原ＣＥＯは「新設するような熱が出れば既存タイトルにこだわらずやってもいいかな、と」と新王座を創設する可能性を示唆。恒例の年末決戦に向け、次はどんな火種が生まれるだろうか。