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【大相撲】〝1強〟照ノ富士は「えげつない筋肉の熊」 専属トレーナーが明かす規格外パワー

東スポWEB / 2024年7月30日 6時11分

左からコンディショニング担当の早川怜氏、照ノ富士、専属トレーナーの秀島正芳氏(秀島氏提供)

強さの秘密とは? 大相撲の横綱照ノ富士(32=伊勢ヶ浜)が「1強時代」の継続を印象づけている。休場が続いて進退を取りざたされた時期もあった中、先の名古屋場所では3場所ぶり10度目の優勝を果たして健在を証明した。照ノ富士の専属トレーナーを務めるオニミン株式会社の秀島正芳氏(42)が取材に応じ、先場所前の好調ぶりを証言。また、横綱の規格外のパワーについても明かした。

照ノ富士は名古屋場所千秋楽から一夜明けた29日、名古屋市内の部屋宿舎で会見。かねて目標に掲げていた優勝10回を達成し「今まで応援してくださった方たちに『2桁優勝を目指して頑張ります』と言ってきた。約束を果たせた」と満面の笑みを浮かべた。

その照ノ富士の復活を陰で支えてきたのが、同社で横綱のトレーニングを担当する秀島氏と早川怜氏だ。秀島氏は「照ノ富士関が序二段まで落ちて復活を目指している2021年ぐらいに、照ノ富士関からトレーナーの依頼があった。(当時の照ノ富士は)糖尿病とかもあってトレーニングができていなくて、本来のパワーも発揮できない状態だった」と担当となった当時を振り返る。

それでも、照ノ富士は満身創痍の中で懸命なトレーニングに取り組み、パワーが〝覚醒〟。プロ野球選手や格闘家のトレーナーも務める秀島氏は「(照ノ富士は)もともと持っている筋肉の質がえげつないし、それで(トレーニングでの)体の使い方がうまい。今はベンチプレスで280キロぐらい上げる。ぽんって一瞬で上げてくれる。デッドリフトだと400キロぐらい持ち上げられる。ほかの競技でも280キロはいないし(照ノ富士は)〝熊〟ですよね」と、独特な言い回しで怪力ぶりを証言した。

ただ、照ノ富士は腰と両ヒザに〝爆弾〟を抱えており、過度な負担は禁物。現在のトレーニングは筋力強化よりもコンディションを確認する意味合いが強いという。秀島氏は「もっとトレーニングを極めればもっと(ベンチプレスを)上げられると思うけど、彼もいっぱい関節に負担を抱えている。場所前にしっかり力が入っていくのか確認するために、重たいのを持ち上げてもらうことはある」と説明した。

秀島氏は、名古屋場所前に行われた6月の合宿にも同行。「6月の時点で(照ノ富士の)体の状態はかなり良かった。(場所前は)負担がかからないような動きにシフトチェンジしていった。ケガをせずに名古屋場所をしっかり乗り切れるように、ケアしながらトレーニングをしていた」と良好なコンディションで場所に臨んでいたことを明かした。

今回の復活Vで、体調さえ整えば頭一つ抜けた存在であることを改めて証明。照ノ富士の〝長期政権〟は、まだまだ継続することになりそうだ。

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