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菊池雄星が1対3でアストロズ移籍 ブラウンGM「この選手を加え、いい流れに乗れる」

東スポWEB / 2024年7月30日 17時30分

アストロズ移籍が決まった菊池雄星(ロイター=USA TODAY Sports)

ポストシーズン進出の切り札として考えているようだ。アストロズは29日(日本時間30日)、ブルージェイズから菊池雄星投手(33)をトレードで獲得したことを発表。菊池と引き換えにプロスペクト(若手有望株)でチーム9位の右腕ジェイク・ブロス投手(23)とジョーイ・ロペルフィド外野手(25)のルーキー2選手に加え、同13位で傘下マイナー所属のウィル・ワグナー内野手(26)をブルージェイズへ放出した。

MLB公式サイト「MLB.com」もデッドライン目前で敢行された1対3の大型トレードを詳報。菊池は31日(同1日)にチームへ合流する見込みで、新天地での先発ローテーションに加わることになるという。

アストロズは同日現在、ア・リーグ西地区でマリナーズと同率首位。混戦模様の中、3位のレンジャースとも僅か3・5ゲーム差で激しいデッドヒートを繰り広げながらプレーオフ進出へ生き残りをかけている。だが、主戦の先発陣はバーランダー、ガルシア、ハビエル、ウルキディ、マッカラーズJrがIL(負傷者リスト)入りするなど〝崩壊状態〟。開幕ローテーション入りしていたJPフランスは傘下3Aで負傷し、手術のため「今季終了」に追い込まれた。

この窮地から脱する救世主として、アストロズが白羽の矢を立てたのが菊池だ。ダナ・ブラウンGM(57)は新戦力となる菊池の加入について「結局のところ、このチームが切実に必要としている先発投手を獲得するのであれば、この選手を加えバーランダーをローテーションに戻すことで事態が好転し、いい流れに乗れるかもしれない」と力説した。

菊池は今オフにFAとなり、ポストシーズン進出を想定したとしてもアストロズとは事実上でわずか3か月程度の契約となる。それでもアストロズ側は「トッププロスペクト」にランクインする3人を見返りとして放出し、菊池を超短期契約覚悟で獲得するに至った。こうした一連の経緯に関しても、ブラウンGMは「あのようなタイプの力量を持つメジャーリーグの先発投手を獲得するためには、かなり良い選手を手放さなければならなかった」と述べている。

ジョー・エスパダ監督(48)も菊池について「私は本当に気に入っている。彼は長い間いい投手だった。彼が加わることになってよかった」とコメント。そしてチームを去る3選手には「長年親しんできた選手や、我々の文化を受け入れ、しばらくの間、ともに歩んできた選手と別れるのは、いつだって辛いものだ。それがこのビジネスの嫌なところでもある」としながらも「同時に我々は、チームより良くしてくれる戦力を手に入れた」とも語り、菊池の加入を喜んだ。

「MLB.com」は今季の菊池を「素晴らしい年ではないが、多くの打者から三振を奪い(115回2/3を投げて130奪三振)、四球も少ない(30個)」と評した上で「彼の獲得はケガで壊滅状態にあったアストロズのローテーションの空白を埋めるものだ」としている。8月中にはバーランダー、ガルシアが戦列復帰する見通しだけに、菊池にかかるカンフル剤としての期待はかなり大きい。

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