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木原稔防衛相 不正受給の逮捕者未報告を「文民統制で問題」と認める 野党の辞任要求は拒否

東スポWEB / 2024年7月30日 19時35分

木原稔防衛相

木原稔防衛相は防衛省や自衛隊の相次ぐ不祥事を受けて30日に開かれた衆議院安全保障委員会の閉会中審査に出席した。

同安全保障委員会委では、沖縄の米軍兵士による性暴力事件をめぐる政府の対応を受けて上川陽子外相も出席して質疑が行われた。

立憲民主党の渡辺周衆院議員は潜水手当の不正受給で、自衛隊内部の捜査機関の警務隊が昨年11月に元隊員4人を逮捕したが、木原氏に報告されていなかったことを厳しく追及した。

渡辺氏の「通常国会での法案成立を優先して組織ぐるみで大臣の耳に入れないようにしていたのではないか」との質問に、木原氏は「文民統制の観点から非常に問題があったと思っており、本来であれば(元隊員たちが)逮捕された去年11月に、私に報告があってもしかるべきだったと思う。国会会期中の報告をあえて避けたものではないと私は信じる」と述べた。

相次ぐ不祥事の責任を取って「辞任するべきではないか」と問われると「地位にはまったく固執していないが、岸田総理大臣からリーダーシップを取って組織を立て直すよう指示を受けており、いま仕事を放棄するのが責任の取り方とは思わない」とした。

上川氏は昨年12月の沖縄の米兵による性暴力事件を外務省から「いつ報告されたのか」と質問されたのに対し「具体的な日時については日米間での捜査協力を含めて、捜査機関の活動内容にかかわる事項でもあるので答えは差し控えます」と述べた。

日本共産党の小池晃書記局長は国会内で開いた会見で、自衛隊元隊員の逮捕に「(木原氏は)逮捕について報告がなかったことに『隠蔽する意図はなかった』ということですが、意図があるかないかの問題ではない。まさにシビリアンコントロール(文民統制)の体をなしていないということだ思う。重要な事案が次々に発生しているなか、問題と思っていない対応自体が、防衛大臣の任に値しないと言わざる得ないです」と木原氏の辞任を要求した。

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