【馬術】「初老ジャパン」の浸透に最年長の大岩義明「話題になれたのはいいこと」

左から北島隆三、大岩義明、田中利幸、戸本一真（ロイター）

【フランス・パリ３０日発】パリ五輪総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本の戸本一真（４１＝日本中央競馬会）、大岩義明（４８＝ｎｉｔｔｏｈ）、北島隆三（３８＝乗馬クラブクレイン）、田中利幸（３９＝同）がメダリスト会見に出席し、周囲の盛り上がりぶりに言及した。

２９日にベルサイユ宮殿で行われた一戦では、５位で迎えた最終種目の障害馬術で盛り返して３位に入った。馬術での日本勢のメダルは１９３２年ロサンゼルス五輪の障害飛越個人で金メダルを獲得した「バロン西」こと西竹一以来、９２年ぶりの快挙だ。

戸本は「４人でかなり長い時間、同じチームで戦ってきて、とにかく団体でメダルをという気持ちで活動してきたが、本当にいざメダルを取ってみると、昨日見た表彰台からの眺めが本当に自分たちに今起こっていることだとは信じられないぐらい、奇跡に近いんじゃないかなと感じている」と心境を語った。

日本では４人で名付けた愛称「初老ジャパン」ががＳＮＳでトレンド入り。大岩は「初老ジャパンの中で私は長老だが、我々はマイナースポーツなので、認知していただくことはすごく大事」と切り出した上で「話題になれたというのは我々にとってはとてもいいこと。引き続きよろしくお願いいたします」と呼びかけた。