【レッドソックス】吉田正尚が３試合連続マルチ安打 チームは逆転負け

好調持続の吉田（ロイター）

【米マサチューセッツ州ボストン３０日（日本時間３１日）発】レッドソックスの吉田正尚外野手（３１）は本拠地でのマリナーズ戦に「３番・ＤＨ」で先発出場し、３試合連続のマルチ安打をマークして５打数２安打２得点だった。打率２割８分２厘。チームは６―１０で敗れた。

相手先発は右腕カスティーヨ。開幕戦で対戦して右翼への痛烈なライナーの二塁打を放ち２打数１安打。「球種はそこまで多くないので。真っすぐ（系）とチェンジアップ（が中心）」と印象を語っていた。初回二死無走者はカウント１―１からの３球目、９７マイル（約１５６キロ）の内角シンカーにバットを折りながら逆方向へ転がし、三塁内野安打で出塁。

０―１の３回一死一塁はカウント２―１からの４球目、外角から入ってきた８５マイル（約１３７キロ）のスライダーを強打。痛烈なゴロは一塁手の左を抜ける右前打。マルチ安打は３試合連続だ。「チェンジアップが来るかなと思っていて、まあ、真ん中に甘く来たので。飛んだコースも良かったと思う」と振り返った。続くディバースが左翼へ２４号３ランを放ち逆転した。

４点ビハインドとなった５回無死二塁は右飛。３―１０の７回一死一、二塁は２番手左腕サウセドのスイーパーを引っ掛けて一ゴロとなったが、二塁封殺で一塁に残り、５番オニールの適時打で２度目のホームを踏んだ。９回先頭は５番手右腕ムニョスのスライダーにタイミングが合わず、空振り三振に倒れた。

トレード期限となっていたこの日、エンゼルスから救援右腕のガルシアを獲得。また、負傷者リスト入りしている一塁手のカサスは傘下マイナー３Ａウスターの試合に「２番・ＤＨ」で初めてリハビリ出場を果たした。ワイルドカードでのプレーオフ出場に向け、負けられない戦いが続く。勝ち切ることはできるか。