【パリ五輪】東京五輪を圧倒！ 広告収入は最高記録を更新、視聴者数は７７％ＵＰ

ライトアップされるエッフェル塔

米国で五輪の独占放送権を持つＮＢＣの親会社は３０日、開催中のパリ五輪と続いて行われるパラリンピックの広告収入が、これまでの最高記録だった前回東京大会の１２億５０００万ドル（約１９００億円）を更新する見通しだと発表した。

ＮＢＣの親会社ＮＢＣユニバーサルによると、今大会で新たなスポンサーになった企業からの広告収入は５億ドル（約７６２億円）を占め、デジタル広告収入が東京大会と比べて２倍以上になり、広告主の総数は東京大会と２０１６年のリオ大会を合わせた数の２倍以上としている。

視聴率も好調で、２６日に行われた開会式の視聴者数は全米で２８６０万人を超え、２０１２年ロンドン五輪以来最大となった。同社はまた、最初の４日間のゴールデンタイム視聴者数は平均３３８０万人で、東京大会より７７％アップ。競技の時間帯が視聴者にとって東京大会より好都合であることが高視聴率につながっていると説明した。

ＮＢＣユニバーサルのグローバル広告兼パートナーシップ担当マーク・マーシャル会長は、視聴率に満足しているとし、「（五輪の）１７日間で２億人近くの視聴者を得ることのできる番組は他にない」と語った。

同社はまた、東京大会以来、広告収入だけではなく、「ＮＢＣスポーツ」や「ＮＢＣオリンピック」などのアプリを使ったストリーミング配信により、契約料を視聴者から直接得るという新たな視聴方法を導入している。