【スケートボード】吉沢恋 選手村で阿部一二三とすれ違う「テレビで見ている人だ！」

吉沢恋㊧と赤間凛音

パリ五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した吉沢恋（ここ＝１４、ＡＣＴ ＳＢ ＳＴＯＲＥ）が３１日帰国し、東京・羽田空港で記者会見に臨んだ。

１４歳という若さで初めて挑んだ大舞台で見事世界一。率直な感想を問われると「改めて１位を取れてうれしかった。たくさんの方に応援してもらったので感謝したい」と喜びを口にした。

多くのプレッシャーをはねのけ金メダルを勝ち取った吉沢だが、実は大会直前にアクシデントがあった。「練習の時に足首をケガしてしまって最初は無理だと思った」と明かした。しかし競技は雨の影響で２日間延期。その間に治療に専念することができた。「運も自分にあった。全部が奇跡だった」と振り返った。

また競技以外での思い出を聞かれると「選手村は、今までの大会にはない、普段テレビで見ている人がいた。阿部一二三さんとすれ違って『テレビで見ている人だ！』と話していた」と五輪２連覇の柔道家の名前を挙げた。

優勝の歓喜も束の間、五輪王者は次に向け「次の五輪でも連覇を狙っている。感謝を忘れずに頑張っていきたい」と力強く宣言した。