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【巨人】今季ワーストタイ9失点〝投壊〟 杉内投手コーチ「対策はしなきゃいけない」

東スポWEB / 2024年7月31日 23時6分

6回、野口に適時打を許した巨人・泉

巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は6―9で敗れた31日の阪神戦(甲子園)後、今季ワーストタイの9失点で〝投壊状態〟となった投手陣について言及した。

先発したグリフィンが誤算だった。初回から2安打と四球で二死満塁のピンチを招くと、野口に押し出し四球を与えてあっさりと先制点を献上。その後も阪神打線の勢いを止められず、木浪に2点適時打、さらには投手の及川にも適時打を許しいきなり4点を失った。

2回以降も苦しい投球が続き、与四死球は今季ワーストの5。追加点こそ許さなかったものの、4回まで89球を投じ5回に代打を送られて降板となった。まさかの乱調に助っ人左腕は「すごくふがいない。特に初回、ああいうふうに失点してしまって…。終わってみたら(打線が)点を取っているだけに、初回にああやって失点してしまったのは非常に残念だ」と肩を落とした。

救援陣も試合を持ち直せなかった。2番手として登板した泉は5回を無失点で抑えたものの、味方が1点差に詰め寄った6回につかまった。回をまたいだ右腕は2本の安打でピンチを背負い、その後に3本の適時打を浴びて計4失点。この試合2度目のビックイニングを作られてしまい、試合の流れを完全に相手に手放してしまった。

3番手・平内も失点し、この日無失点でマウンドを降りたのは4番手・伊藤のみ。9失点は4月29日のヤクルト戦(東京ドーム)、5月19日の広島戦(マツダ)に並ぶ今季ワーストタイ記録となった。

杉内コーチは4失点のグリフィンについて「今日はスライダーが安定してなかったんで。今年覚えたボールなのでそういう日もあるのかなと思ってたんですけど…。汗の量もあったのかな。滑っているようにも見えたし、その対策はしなきゃいけないですね」とここまで好調を支えていた持ち球の精度について指摘。同じく4失点の泉には「(6回の)先頭を打ち取ってれば多分難なく終わってるはずなんですけど、追い込んで打たれたんでね。あのへんが彼の課題」と課題を示した。

山崎伊、グリフィンと頼りの先発陣が本来の投球をできず連敗を喫した巨人。3タテ回避に向けて、3戦目の命運は若きエース・戸郷に託された。

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